語源path, pass (感情、苦痛)の英単語の意味まとめ

2017年9月11日

antipathy /æntípəθi/ : 嫌悪感

antipathyの意味は「嫌悪感」で、語源はanti(反対)とpathos(感情)に由来します。「反対」の「感情」を持つからantipathy、分かりやすいですね。同義語はhostilityとanimosityです。antipathyはその意味の通り、誰かに嫌悪感を抱くときに使われます。例えば汚職や天下りなどが報道されると、私たちは政治家に嫌悪感を抱くようになります(We feel antipathy to politicians)。子どもの頃犬に噛まれた経験があると、犬を嫌いになってしまいます(The person have an antipathy toward a dog)。

apathy /ˈæpəθi/ : 無関心

apathyの意味は「無関心」で、語源はa(無い)とpathos(感情)に由来します。動かされるだけの「感情」が「無い」からapathyという感じですね。apathyは選挙や政治、勉強や仕事に興味が見出せず、それを変えようともしない状態を指します。例えば今の政治に絶望して興味を示さなくなり、誰も投票に行かなくなる状態をvoter apathyと言います。そうなると一部のあくどい政治家は国民の無関心を利用して利得に走ってしまいます(Some politician are cashing in on public apathy)。真面目に受験勉強していた学生が、大学に入って目標を見失い、無気力に陥ってしまうことがあります。この症状をstudent apathyと呼びます。

compassion /kəmpˈæʃən/ : 同情

compassionの意味は「同情」で、語源はcom(一緒)とpati(苦しむ)に由来し、同義語はsympathyとpityです。同情してその人と「一緒」に「苦しむ」からcompassionと覚えましょう。compassionは誰か苦しんでいる人を助けたいと切実に思う気持ちを指します。例えばブログで貧困にあえいでいる人を見つけると、私たちはその人に同情してしまいます(We have compassion for the person)。アマゾンのほしい物リストを通じて支援してあげたいものですね。また病院に行くと、重病で苦しんでいる患者に深い同情を感じてしまいます(We feel deep compation for seriously ill patients)。

compatible /kəmpˈæṭəbl/ : 互換性がある

compatibleの意味は「互換性がある」で、語源はcompassion(同情)に由来します。compatibleは違う会社のPC製品が互いに使うことができるときに使われます。例えばネット上で頒布されているフリーソフトの多くはMacと互換性がありません(Many free softwares on the internet are not compatible with Mac)。だからWindowsの強みの一つは互換性(compatibility)にあるわけです。またUSBは規格が統一されているので、多くの電子製品と互換性があります(USB is compatible with many electronics)。例えばBluetooth充電用のUSBケーブルを持っていれば、それでスマホやゲームのコントローラーを充電することができるわけです。

empathy /émpəθi/ : 共感

empathyの意味は「共感」で、語源はen(中)とpathos(感情)に由来します。原義はギリシャ語のemphatheia(心の状態)です。empathyは他人の感情を汲み取る能力を指します。例えば他人への配慮ができる人間は(People who have great empathy with peole)、相手を傷つけないように話すことができるので、誰からも好かれます。また自分と似た人物が登場する小説を読んでいると、そのキャラクターに感情移入してしまいます(We have empathy for the character)。

homeopathy /hòʊmiάpəθi/ : ホメオパシー

homeopathyの意味は「ホメオパシー」で、語源はhomoios(同じ)とpatheia(病気)に由来します。ホメオパシーとは、病気の原因となる物質を投与することでその病気を治す民間療法のことです。具体的には、原因物質を極限まで希釈化させた錠剤を飲みます。害はないのですが、適切な医療行為を受けないため、病気が進行してしまうリスクもあり、まっとうな医師からは社会問題とみなされています。「ホメオパシーに医療的な効果はない」と科学的にも実証されているので、病気になったら普通に病院に行くようにしましょう。

impatient /ɪmpéɪʃənt/ : 苛ついた、待ち遠しい

impatientの意味は「苛ついた」で、語源はin(否定)とpatiens(我慢強い)に由来します。同義語はintolerantとirritatedです。impatientは他人のミスや交通機関の遅れなどでイラついたときに使われます。つまり怒ることを「我慢できない」状態です。例えば失礼な質問をされると誰だって苛ついてしまいます(Everyone become impatient with other’s rude question)。また優しい人間は子ども相手に短気を起こすことはありません(Kind person is not impatient with children)。忙しい人は電車が遅れるだけでイライラしてしまいます(A busy person is impatient with the delay of train)。

impatientの二つ目の意味は「待ち遠しい」で、同義語はeager forとcannot wait forです。こちらは何かが来るのを期待して、待つことを「我慢できない」状態ですね。例えばクリスマスが近づくと、子どもはプレゼントが待ち遠しくなります(Children are impatient for presents)。また会社員なら給料日を待ち遠しく思うはずです(Emploees are impatient for payday)。

passion /pˈæʃən/ : 情熱、キリストの受難

passionの意味は「情熱」で、語源はpati(苦しむ)に由来します。元々は旧フランス語で「キリストの受難」を意味していました。激情はときに人を苦しめると考えると、この由来にも納得です。passionは強い愛情・信念などを表すときに使われます。例えば恋愛小説などでは、男性は好みの女性を見つけると熱心に口説こうとします(The man tries to seduce the girl with passion)。時に政治家は感情をむき出しにして自分の信念を語ることがあります(Politician sometimes speak about their belief with great passion)。冷静に話すよりも迫力と説得力が上がるからでしょう。また痴情のもつれによる犯罪を英語ではcrime of passionと呼びます。

またpassionは原義の通り「キリストの受難」をいう意味でも使われます。ちなみにキリストの受難(the Passion)とは、キリストが磔の刑に処され苦しみを味わった出来事を指す言葉です。そしてこのキリストの受難を記念する日は受難の主日(Passion Sunday)と呼ばれ、その一週間後には復活祭(Easter)でキリストの復活を祝います。またパッションフルーツ(passion fruit)は「キリストの受難の花」を意味するトケイソウ(passion flower)から生まれる果実で、このpassionと「情熱」は関係ありません。

形容詞形のpassionateも「情熱的」を意味します。例えば仕事中毒者は仕事に熱中しています(Workaholics are passionate about their work)。良い政治家は熱い気持ちのこもった演説をするものです(Good politicians deliver a passionate speech)。

passive /pˈæsɪv/ : 受動的な、受け身の

passiveの意味は「受け身の」で、語源はpati(苦しむ)に由来します。原義は「苦しみに耐える」です。passiveは物事をなすがままに受け止め、抵抗や行動をしない様子を表します。例えば海外では仕事に受け身な態度を取っていると(If you take a passive attitude to your work)、やる気がないとみなされてしまいます。また親が子供の生き方に口出ししすぎると、子どもは何にでも受け身になってしまいます(Children become passive in everything)。さらにpassiveは英文法でも使われます。日本でも中学生になれば動詞の受動態(passive voice)を勉強するはずです。ちなみにその反対の概念は能動態(active voice)です。

pathetic /pəθéṭɪk/ : 哀れ

patheticの意味は「哀れ」で、語源はpathein(苦しむ)に由来します。patheticは「哀れみ」を誘うほど物事がひどい状態を表します。例えば公の場でひどい演技をすると(If you do a pathetic performance)、観客からブーイングがきます。ヨレヨレの服を着た貧乏人を見ると可哀想に思えてしまいます(Poor people in shabby clothes look pathetic)。

pathos /péɪθɔs/ : 悲哀感

pathosの意味は「悲哀感」で、語源はギリシャ語のpathos(苦しみ)に由来します。pathosは映画や小説などで悲しみを引き立てる要素を指します。

pathology /pəθάlədʒi/ : 病理学

pathologyの意味は「病理学」で、語源はpathos(苦しみ)とlogia(学問)に由来します。pathologyは病気の性質や原因を扱う学問です。「苦しみ」を生む病気の「学問」だからpathologyと考えましょう。病理学では、臓器や細胞が特定の病気にかかった時、どのような反応を示すかを調べます。また人体から採取した細胞を用いて、顕微鏡などで病変の有無を調べることを病理診断(pathology diagnosis)と呼びます。

patient /péɪʃənt/ : 患者、忍耐力のある

patientの意味は「患者」で、語源はpatientem(耐えること)に由来します。病気という「苦しみに耐えている」からpatientと言えますね。patient(患者)は病気により医者から治療を受けている人を指す言葉です。医者にとって患者はお客様です。よって医者の仕事は患者を診察して、治療を施すことです(The doctor’s job is to see patients and treat them)。患者の病気が完治すれば(If the patients recovers)、晴れて退院することができます(they are discharged from the hospital)。

patientの形容詞としての意味は「我慢強い」です。叙述用法として使う場合はimpatientと同じように前置詞のwithを用います。例えば子供を相手にするなら忍耐が必要です(You have to be patient with children)。またブログビジネスは収益が出るまで時間がかかるので、忍耐力のある人に向いています(Blog business is suitable for a patient person)。

psychopath /sάɪkəp`æθ/ : 精神病患者

psychopathの意味は「精神病患者」で、語源はpsykhe(心)とpathos(苦しみ)に由来します。psychopathは特に暴力的な行動を起こす精神病患者を指します。主な特徴は、良心が欠如している、平然と嘘をつく、罪悪感が皆無、口が達者などです。サイコパスは犯罪を犯す可能性が普通の人よりもはるかに高く、日常生活に溶け込むのが上手いので、目に見えない犯罪予備軍として恐れられています。

sympathy /símpəθi/ : 同情

sympathyの意味は「同情」で、語源はsyn(一緒)とpathos(苦しむ)に由来し、原義はラテン語のsympathia(仲間意識)です。同義語のcompassionと同じように、「一緒に苦しむ」からsympathyと覚えましょう。sympathyは誰かが苦しんでいる様子を見て、自分まで可哀想だと思う感情のことです。例えば私たちはテレビに映る貧乏人に同情をしてしまいます(We have sympathy for poor people on TV)。一方でテレビ番組も視聴率を稼ぐために、大衆の同情をかきたてます(TV program also attract public sympathy for higher rating)。

telepathy /təlépəθi/ : テレパシー

telepathyの意味は「テレパシー」で、語源はtele(遠く)とpathos(感情)に由来します。テレパシーとは、言語や表情を使わずに相手に感情を伝える超能力の一種です。「遠く」に「感情」を伝えるからtelepathyと覚えます。

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Posted by むれ