語源教材のおすすめは?

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語源fac, fic, facere (作る、する)の英単語の意味まとめ

この記事では語源fac(行う)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

affect /əfékt/ : 影響を与える

affectの意味は「影響を与える」で、語源はad(方向)とfacere(する)に由来します。同義語のinfluenceは間接的な影響を与えるのに対し、affectは対象に直接的に影響を与えます。私たちの住む世界では様々な事柄が密接に関わっています。例えば会社に関するニュースはその会社の株価に影響を与えます(to affect the company’s stock price)。会社が不祥事を起こすと、株価は暴落してしまいますね。また商品の値段が上がると消費者はそれを買い控えることからわかるように、物価は庶民の生活に影響を与えます(to affect people’s life)。

 

counterfeit /kάʊnṭɚfìt/ : 偽物の

counterfeitの意味は「偽物の」で、語源はcontra(反対)とfaire(作る)に由来し、同義語はfalseとfakeです。いつの時代にも偽物を作って楽に儲けたいという輩はいるものです。ただし偽札(counterfeit bills)を作ることは法律で厳しく罰せられるので、やめておきましょう。またブランド品は利益率が非常に高いので、通販サイトなどで模造品(couterfeit goods)を販売する人も少なからずいます。宝石も模造品のターゲットになります。ただ模造品のダイヤモンド(counterfeit diamond)は本物より硬度が低いので、ルーペで表面の傷を確認すれば見抜くことができます。

 

defeat /dɪfíːt/ : 敗北、打ち負かす

defeatの意味は「敗北」で、語源はdis(否定)とfaire(行う)に由来し、同義語はlossです。名詞のdefeatの意味は敗北ですが、動詞のdefeatの意味は「勝利する」なので、混同しないように注意しましょう。熟達したゲームプレイヤーは、勝ち筋が見えなくなった時点で潔く敗北を認めるものです(to admit/accept a defeat)。プライドの高い選手は一度大敗北を味わうと(to suffer a crushing defeat)、立ち直れないほどのダメージを受けてしまいます。

 

defect /díːfekt/ : 欠陥、欠点

defectの意味は「欠陥」で、語源はde(離れる)とfacere(行う)に由来し、同義語はfaultとflawです。defectは商品に欠陥がある場合によく使われます。例えば車に欠陥があると(if there is a defect in a car)、事故を引き起こす原因になるので、工場で入念にチェックされます。パソコンがトラブルを抱えた場合、自分で欠陥を探して(to find a defect in a PC)、解決しなくてはなりません。

 

effect /ɪfékt/ : 効果

effectの意味は「効果」で、語源はex(外)とfacere(する)に由来し、原義は「狙った効果を生み出す力」です。例えば十分な睡眠や適度な運動は体に良い効果をもたらします(to have a good effect on your body)。一方暴飲暴食や運動不足は体に悪影響(bad effect)を与えます。

effectは医療分野でも使われます。例えば交通事故に遭ってしまい重傷を負うと、治療後でも手足の麻痺などの後遺症(after effect)に苦しむことになります。またどんな薬でも飲みすぎれば、体に悪影響を及ぼします。例えば抗生物質は確かに強力ですが、下痢などの副作用(side effect)があります。

さらにeffectは映画やテレビ番組などでも使われます。例えば誰かを殴った時の「ドゴッ」という音は機械などで人工的に作ったもので効果音(sound effect, SE)と呼ばれています。また映画などでワイヤーを使って人物が飛んでいるように見せたりする技術は特殊撮影(special effects, SFX)と呼ばれています。

 

facile /fˈæsl/ : 単純な

facileの意味は「単純な」で、語源はfacilis(簡単にできる)に由来します。facileは考え方が単純すぎて、よく考えられていないときに使われます。例えば日本政府の政府が赤字になっているという問題に対して、お金をたくさん発行すればいいという答えはあまりにも安直な解決策(facile solution)です。ゲームでもスポーツでも簡単に得られる勝利(facile victory)には達成感がありません。

 

facility /fəsíləṭi/ : 設備、施設

facilityの意味は「設備・施設」で、語源はfacilis(容易にできる)に由来します。原義は「何かを行うための場所」で、同義語はinstitutionとestablishmentです。facilityは何かの目的のために備え付けられた空間や建物を指します。例えば休日にスポーツで汗を流したいならスポーツ施設(sports facilities)に行き、恋人とデートをしたいなら動物園や遊園地などのレジャー施設(leisure facilities)に行きましょう。また看護師や医者は病院などの医療施設(medical facility)に勤めており、研究者は研究施設(research facility)で仕事に没頭します。

 

fact /fˈækt/ : 事実

factの意味は「事実」で、語源はfacere(行う)に由来します。報道機関の使命は事実をありのままに報道することですが(to report a bare fact)、スポンサーや他の団体からの圧力でそれを捻じ曲げてしまうこともあります(to distort the fact)。

 

factor /fˈæktɚ/ : 要因

factorの意味は「要因」で、語源はfacere(行う)に由来します。原義は「行う人」で、同義語はcauseです。例えばいくらお金や友人関係に恵まれていても、体の具合が悪ければそれらを楽しむことができません。このことから健康は幸福の大事な要素だと言えます(Health is a important factor of hapiness)。

 

factory /fˈæktəri/ : 工場

factoryの意味は「工場」で、語源はfactorium(作業者のための場所)に由来し、同義語はplant, mill, shopです。factoryは特に機械を使って大量に商品を生産する工場を指します。例えば短期間で一気にお金を稼ぎたい人は、トヨタの自動車工場で働きます(to work in the Toyota’s car factory)。

 

faction /fˈækʃən/ : 派閥

factionの意味は「派閥」で、語源はfacere(行う)に由来し、原義は「政党」です。派閥(faction)とは、組織の中で枝分かれした意見の異なる小集団のことです。政党の中の人たちも全員が全く同じ考え方を共有しているわけではないので、違った考え方の人同士が集まって派閥を形成します。

 

faculty /fˈæk(ə)lti/ : 学部、能力

facultyの意味は「学部」で、語源はfaculte(能力)に由来し、同義語はdepartmentです。ただfacultyには「大学内の教員全員」の意味もあるので、departmentの方が使われやすいです。学生は自分のなりたい職業や興味のある分野に応じて入る学部を選択します。例えば経済のことを学びたいなら経済学部に入り(to enter the faculty of economics)、弁護士などを目指すなら法学部(faculty of law)に入ります。

facultyの二つ目の意味は「能力」で、特に見たり聞いたりする生来的な能力を指します。例えば飲酒や薬物は人の思考能力(mental faculty)を低下させます。また人間と他の動物の最も異なる点の一つは会話能力(faculty of speech)があることです。

 

feature /fíːtʃɚ/ : 特徴

featureの意味は「特徴」で、語源はfactura(形成)に由来し、同義語はcharacteristicです。featureは商品や人物が持つ特徴の中でも、特に重要なものを指します。例えば犬の特徴(a feature of dog)はその並外れた嗅覚で、匂いを頼りに犯人や遭難者、薬物などを探し出します。

 

infect /ɪnfékt/ : 感染させる

infectの意味は「感染させる」で、語源はin(中)とficere(行う)に由来し、原義は「病気で満たす」です。infectは「病気が人に感染する」という意味で、同義語のgetやcatchは「人が病気に感染する」という意味になります。もしインフルエンザにかかったなら(if you get infected with flu)、外出を控えて家で安静にしておきましょう。

 

manufacture /m`æn(j)ʊfˈæktʃɚ/ : 大量製造

manufactureの意味は「大量生産」で、語源はmanus(手)とfacere(働く)に由来します。manufactureは主に工場で機械を使って大規模生産するときに使われる単語です。例えば車の工場では車を大量生産していますね(to manufacture cars)。また製造品(manufactured goods)は機械で精密に作られているので、どれも寸法は同じです。

 

perfect /pˈɚːfɪkt/ : 完全な

perfectの意味は「完璧な」で、語源はper(完全に)とfacere(する)に由来し、同義語はcompleteです。perfectは欠点がなく最高の状態を指すときに使われます。例えばスポーツ選手はいつでもベストな結果が残せるように、体調を万全の状態に整えておきます(to keep themselves in perfect condition)。また犯人が誰かわからず、証拠も見つからない事件は完全犯罪(perfect crime)と呼ばれ、推理小説では探偵が挑むことになります。

 

prefecture /príːfektʃɚ/ : 都道府県

prefectureの意味は「都道府県」で、語源はpre(前)とfacere(行う)に由来します。都道府県(prefecture)とは、日本全土を47に分けた地方公共団体の呼び名のことで、大阪府(Osaka prefecture)、奈良県(Nara prefecture)などと呼ばれます。いかに中央政府の権力が強くても、国内全土の細かい部分までは掌握しきれないので、国土をいくつかの自治体に分けて統治を委ねるのです。国土の分け方は国によって異なり、アメリカでは「州」、中国では「省」によって分割されています。

 

proficient /prəfíʃənt/ : 上手な

proficientの意味は「上手な」で、語源はpro(前に)とfevere(行う)に由来します。原義は「前に進む」で、同義語はgoodとskillfulです。proficientは仕事や語学などが上手な様子を指します。例えば英語圏の国で何年も留学してきた人は英語に堪能です(to be proficient in English)。

 

profit /prάfɪt/ : 利益

profitの意味は「利益」で、語源はpro(前に)とfevere(行う)に由来し、同義語はgainとreturnです。売り上げから費用を引いた金額がプラスなら利益(profit)、マイナスなら損失(loss)と呼ばれます。営利を目的とした普通の企業は商品やサービスを販売して利益を得ます(to make a profit)。またprofitは財務諸表の用語としても使われ、例えば総売上から売上原価を差し引いたものは総利益(gross profit)、そこから人件費や税金を差し引いたものは純利益(net profit)と呼ばれます。また学校法人や宗教法人など営利目的の活動をしない組織のことを非営利団体(non-profit organization, NPO)と呼びます。

 

sacrifice /sˈækrəfὰɪs/ : 犠牲

sacrificeの意味は「犠牲」で、語源はsacra(聖なる)とfacere(行う)に由来します。sacrificeは大事なものを失う代わりに、もっと大事なものを手に入れる時に使われます。例えば現代人は自分の時間を犠牲にして(to make a sacrifice of one’s time)、お金を手に入れます。また戦時中は自分の命を犠牲にして(to make a sacrifice of one’s life)、戦うのが美徳とされていました

sacrificeの二つ目の意味は「生贄」で、同義語はscapegoatです。昔は不吉なことがあると神の怒りを鎮めるために、神に動物を生贄として捧げていました(to make a sacrifice of animal to the god)。また災害や飢饉が発生すると、人間を神の生贄に捧げる人身御供(human sacrifice)が行われました。

 

sufficient /səfíʃənt/ : 十分な

sufficientの意味は「十分な」で、語源はsub(下に)とfecere(行う)に由来し、同義語はenoughとadequateです。例えば家族を養うには十分な収入(sufficient income)が必要で、フリーターの年収150万円は家庭を支えるには不十分です(not sufficient to support family)。またネットビジネスで稼げるようになるには、十分な時間(sufficient time)が必要になります。

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