語源教材のおすすめは?

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語源manus (手)の英単語の意味まとめ

この記事では語源manus(手)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

emancipate /ɪmˈænsəpèɪt/ : 解放する

emancipateは「支配から解放する」をいう意味で、語源はex(外)とmancipum(所有)に由来し、mancipumはmanus(手)とcapere(取る)に由来します。ただ同じ意味ならreleaseやfreeの方が使われます。例えば革命を起こして独裁政権を打倒すると、国民は圧制から解放されます(to be emancipated from tyranny)。南北戦争中のリンカーンによる奴隷解放宣言は多くの奴隷を解放しました(to emancipate many slaves)。仏教の目的の一つは煩悩から解脱することです(to emancipate oneself from worldly desires)。

 

maintain /meɪnˈteɪn/ : 維持する、養う

maintainは「同じ状態を保つ」という意味で、語源はmanus(手)とtenere(掴む)に由来します。例えば政府の役割の一つは社会秩序を維持することです(to maintain social order)。プログラマーの仕事は、コードを改良したりバグを発見したりして、ソフトウェアを保守することです(to maintain software)。またエンジニアも顧客の機械を保守して(to maintain machinery)、常に正常な状態を保ちます。またmaintainには「家族を扶養する」という意味もあり、同義語にsupport, feed, provide forをとります。家族を養うには(to maintain one’s family)、相応の収入が必要になります。

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manage /mˈænɪdʒ/ : どうにかしてうまく行う、管理する

manageは「ビジネスや組織を管理する」という意味で、語源はmanus(手)に由来し、同義語にcontrol, administer, superviseをとります。例えばブログの執筆者たる私は今このサイトを管理しています(to manage this site)。営業部長の仕事は営業課を統括することです(to manage sales department)。社長の仕事はビジネスを運営することです(to manage his business)。またmanageには「苦労して何かを成し遂げる」という意味もあります。

 

management /mˈænɪdʒmənt/ : 経営

managementは「組織の管理」を意味し、語源はmanus(手)に由来し、manageの名詞形になります。管理職は効率よく組織を管理できるようにマネジメントスキルを磨く必要があります(to improve one’s management skill)。そのためにマネジメントコンサルタント(management consultant)を呼ぶこともあるでしょう。パソコンを使っているならメモリ管理(mamory management)もしておきましょう。不要なプログラムやファイルが容量を食うことがあります。

 

manager /mˈænɪdʒɚ/ : 経営者、管理者

managerは「組織の管理を仕事とする人」を意味し、語源はmanus(手)に由来します。どの組織にもトップに立って管理する人が必要になります。例えば銀行では支店長(bank manager)が、ホテルでは支配人(hotel manager)が、会社の営業課では営業部長(sales manager)が担当する組織を回します。コンビニやファーストフード店では店長(shop manager)が店を切り盛りします。

 

maneuver /mən(j)úːvɚ/ : 巧みな戦略

maneuverは「上手い動き」を意味し、語源はmanus(手)とoperari(働く)に由来します。例えば政治において事をうまく運ぶために政治工作(political maneuver)をすることがあります。縦列駐車は複雑な運転技術が必要になります(to require a complex maneuver)。

 

manner /mˈænɚ/ : 方法

mannerは「何かを行う方法」を意味し、語源はmanus(手)に由来します。例えば誰かが死んだ方法(manner of one’s death)は死因を特定する上で重要です。話し方(manner of speaking)はその人の特徴が現れるといわれています。歩き方(manner of walking)がおかしいと足を痛めてしまいます。またmannerには「礼儀作法」の意味もあります。親の躾がしっかりしていると、礼儀作法をうまく身につけることができます(to learn good manners)。

 

manual /mˈænjuəl/ : 肉体を使う、手動の

manualは「手を使うこと」を意味し、語源はmanus(手)に由来します。例えば車のMT(manual transmission)は運転者が自分で速度に応じてギアを切り替える必要があります。コンピューターがなかった時代は工場では手動操作(manual operation)が主流でした。またmanualには手だけでなく「頭よりも体を使う」という意味もあります。例えば多くの肉体労働(bule-collar/manual labor)は簡単で誰でもできますが、その分低賃金です。また名詞のmanualには「機械の手引書」という意味もあります。

 

manifest /mˈænəfèst/ : 明らかな、明らかにする

manifestは「明らかである状態」を意味し、語源はmanus(手)とfestus(打つ)に由来します。動詞のmanifestは「態度や感情を見せる」という意味ですが、同義語のshowの方が使われます。例えば短気な人は不快なことがあると怒りを露わにします(to manifest his anger)。

 

manifesto /m`ænəféstoʊ/ : 選挙公約

manifestoは「選挙公約」を意味し、語源はmanifestと同じでmanus(手)とfestus(打つ)に由来し、「公に宣言すること」が原義です。

 

manipulate /mənípjʊlèɪt/ : 操作する

manipulateは「人や仕組みを思いのままに操る」という意味で、語源はmanus(手)とplere(満たす)に由来します。例えばメディアは世論を容易に操作できます(to manipulate public opinion)。また狡猾な経営者は粉飾決算のために数字を操作します(to manipulate figures)。株価を操作することは(to manipulate stocks)、証券取引法によって違法とされています。

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manufacture /m`æn(j)ʊfˈæktʃɚ/ : 大量生産する

manufactureは「機械を使って商品を大量に生産する」という意味で、語源はmanus(手)とfacere(行う)に由来します。

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manuscript /mˈænjʊskrìpt/ : 原稿

manuscriptは「原稿」を意味し、語源はmanus(手)とscribere(書く)に由来します。原稿とは印刷する前のオリジナルの漫画や本のことです。作者は原稿を出版社に渡して(to give one’s manuscript to the publisher)、出版社がその原稿を印刷して、印刷されたコピーが書店に並ぶわけですね。

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manure /mən(j)ˈʊɚ/ : 肥料

manureは「肥料」を意味し、語源はmaneuverと同じでmanus(手)とoperari(働く)に由来し、原義は「土地を動かす」です。同義語のfertilizerは化学肥料を含みますが、manureは動物の排泄物からなる肥料を指すことが多いです。農作物は土壌から栄養分を吸い取って成長するので、農作物を育て続けるには、肥料で栄養素を補給する必要があります。中でも窒素(nitrogen)、リン酸(phosphoric acid)、カリウム(potassium)は肥料の三要素とも呼ばれ、植物の成長には欠かせないものです。農家は畑に肥料をまいて(to spread manure on the field)、作物を育てるのです。

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