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語源pli, ply, plicare (曲げる)の英単語の意味まとめ

この記事では語源pli(曲げる)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

apply /əplάɪ/ : 申し込む、適用する、塗る

applyの意味は「申し込む」で、語源はad(方向)とplicare(折りたたむ)に由来します。原義はラテン語のapplicare(つなぐ)です。志願者と仕事を「折りたたんで結び合せる」からapplyと覚えます。apllyは仕事の求人に応募したり、大学に志願したりする時に使われます。前置詞のforやtoとセットで使います。例えば学生はまとまったお金が必要になってくると、アルバイトに応募します(Students apply for the part-time job offer)。またお金に余裕のある家庭の場合、生徒は滑り止めのため数校の大学に志願します(Students apply to sevelal universities)。

applyの二つ目の意味は「適用する」で、法律や規則などを特定の個人・団体などに当てはめるときに使われます。例えば校則は全ての生徒に適用されるので(School rules are applied to all students)、優等生でも違反すればペナルティを受けることになります。また日本の国民年金は全ての成人に適用されるので(Natinal pension is applied to all Japanese adults)、学生でも引きこもりでも支払いの義務が生じます。

applyの三つ目の意味は「表面につける」で、薬品やクリームなどを肌に塗る時に使われます。同義語はput onです。例えば冬場は肌が乾燥しがちなので、風呂上がりに肌にクリームを塗ります(to apply cream on the skin)。また怪我をしてしまった場合は、傷口に絆創膏を貼りましょう(to apply a plaster to the wound)。

 

applicant /ˈæplɪk(ə)nt/ : 志願者

applicantの意味は「志願者」で、語源はapplicare(繋がる)に由来します。applicantは書面にて仕事を志願している人、入学を希望している人を指す言葉です。例えば高給な仕事には応募者が殺到するものです(There are too many applicants for the high-paying job)。その中から選ばれた数少ない人間は「合格者(successful applicants)」と呼ばれます。

 

appliance /əplάɪəns/ : 家電製品

applianceの意味は「家電製品」で、語源はapplyに由来します。原義は「目的に即して使うこと」です。applianceは電子レンジや洗濯機など電気を使う家庭用の器具を指します。確かにどの家電製品にも洗濯や調理、掃除などの仕事がありますね。例えば一人暮らしを始めるなら、まずいくつか家電製品を買う必要があります(You need to buy several appliances)。そのためにもまずは家電量販店(appliance store)に行ってみましょう。

 

complex /kὰmpléks/ : 複雑な、不安感

complexの意味は「複雑な」で、語源はcom(一緒)とplicare(折りたたむ)に由来します。原義はラテン語のcomplecti(取り囲んだ範囲)です。多くの要素が一緒に重なり合い複雑になるからcomplexと考えます。同義語はcomplicatedです。

complexは何かを構成する要素が多すぎて複雑であることを示す時に使われます。例えば年金問題や貧困問題、経済格差など社会問題の多くは様々な事象が絡み合っているので複雑な問題と言えます(Most social problems are complex problem)。日本の税制はとても複雑なので(Japanese tax system is so complex)、税理士の資格を得るのは非常に難しいです。また「鬱」という漢字は複雑な文字(complex character)なので、「うつ病」とひらがなで表記されることもあります。さらにcomlexは数学の世界でも登場します。例えば3+5iのような実数ではない数字のことを複素数(complex number)と呼びます。

complexの原義が「構成する要素全て」であることから、名詞としてのcomplexにも「ビルの集合体」という意味があります。この場合のcomplexは特定の目的で建造された建物の集合体を指します。例えばアクセスの良い土地にはオフィスビル(office complex)が立ち並びますし、住み心地の良い場所には住宅団地(housing complex)が建造されます。

名詞形のcomplexの二つ目の意味は「心的複合体」という心理学用語です。日本語ではcomplexを劣等感と同じ意味だと勘違いしている人も多いですが、正しい訳とは言えません。マザーコンプレックス、ブラザーコンプレックス、ロリータコンプレックスなども実は和製英語だったりします。

 

complicated /kάmpləkèɪṭɪd/ : 複雑な

complicatedの意味は「複雑な」で、語源はcomplicare(折り重ねる)に由来し、complexと同じ語源です。同義語はintricateです。complicatedとcomplexはほとんど同じ意味ですが、書き言葉ではcomplexの方がフォーマルな響きがあるので好んで使われます。complicatedもルールや仕組みなどが複雑で理解しにくい時に使われます。例えば近年の哲学はとても複雑なので(The recent philosophy is very complicated)、敬遠して手に取らない人が数多くいます。一方古代ギリシャの哲学書の一部はシンプルなので敷居が低いです。

 

deploy /dɪplˈɔɪ/ : 配備する

deployの意味は「軍隊・兵器を配備する」で、語源はdis(否定)とplicare(畳む)に由来します。軍事力を展開するため「折りたたまない」からdeployなのですね。deployは有事に備えて軍隊や兵器を所定の配置につける時に使われます。同義語はdisposeです。例えば沖縄にはアメリカ兵が配備されており(American army is deployed in Okinawa)、中国や北朝鮮への牽制となっています。

 

diploma /dɪˈpləʊmə/ : 卒業証書

diplomaの意味は「卒業証書」で、語源はdi(2)とpel(畳む)に由来します。原義はラテン語のdiploma(二つ折り)です。元々diplomaは公文書を指す言葉でしたが、範囲が狭まり今では卒業証書を意味する言葉になりました。例えば大学の経済学部の卒業したなら、経済学の学士としての卒業証書を受け取ります(Students receive a diploma in economics)。

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diplomat /dípləm`æt/ : 外交官

diplomatの意味は「外交官」で、語源はdiploma(公文書)に由来します。同義語はenvoyとambassadorです。外交官の仕事は、その国の代表として他国に駐在して、他国との関係を良好に保つことです。また外交官には拘留の禁止や裁判の免除など、仕事を円滑にするための外交特権が与えられています。日本の場合は外務省で働く人は外務公務員と呼ばれ、その中でも海外の大使館(embassy)で働く人たちを外交官と呼びます。日本で外交官になるためには、国家公務員Ⅰ種試験という難しい試験を受けて、外務省に入省する必要があります。

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diplomatic /dìpləmˈæṭɪk/ : 外交の

diplomaticはdiplomatの形容詞形で、外交の仕事に関わることを表現する時に使われます。例えば日本は資源や土地が少ないので、外交政策(diplomatic policy)で他国から利益を得ることが重要になります。そのためにも外国とは良好な外交関係を維持する必要があります(to maintain good diplomatic realtions with foreign countries)。また外交官が本国と文書でやり取りする場合には外交郵袋(diplomatic bag)を使います。外交官には外交特権(diplomatic immunity)として通信の不可侵が認められているので、他国に情報を傍受されることなく安心して通信できるわけです。

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display /dɪsˈpleɪ/ : 展示

displayの意味は「展示」で、語源はdis(否定)とplicare(畳む)に由来します。品物を「畳まずに広げて目立たせる」からdisplayと覚えます。displayは多くの人に何かを見てもらう時に使われる単語です。例えば格好良い服を買うと、私たちはそれを友人に見せたくなります(We will make a display of classy clothes)。また宝石や高級時計などは外見で価値が決まるので、陳列ケース(display case)に展示して販売していることが多いです。また洋服屋のdisplay windowにはおしゃれな服を着たマネキンが展示されています。そしてパソコンのディスプレイ(computer display)も情報を「見せる」ためのパーツの一つです。

 

duplicate /d(j)úːplɪkət/ : 複製する

duplicateの意味は「複製する」で、語源はduo(2)とplicare(畳む)に由来します。「二つ折り」にすると同じ形ができあがるからduplicateと覚えます。duplicateは文書やデータなどの全く同じものを複製する時に使われます。同義語はcopyです。例えばカーボン紙を使えば書類を複写することができます(You can duplicate a document with a carbon paper)。また著作権のあるDVDを複製して販売するのは違法です(It is illegal to duplicate copyrighted DVD and sell it)。

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employ /ɪmplˈɔɪ/ : 雇用する

employの意味は「雇用する」で、語源はin(中)とplicare(畳む)に由来します。原義はラテン語のimplicare(つなげる)です。applyと同じく雇用する時は、人が仕事と結びついて、与えられた役目を果たしますからね。会社の「中に包み込む」からemployと覚えても良いでしょう。employは会社がお金を払って人に仕事を与える時に使われます。同義語はhireです。例えば大きな工場はたくさんの作業員を雇います(Large factory employs many people)。この場合工場は雇用主(employer)で、作業員は被雇用者(employee)となります。

 

explicit /eksplísɪt/ : はっきりした

explicitの意味は「はっきりした」で、語源はex(外)とplicare(畳む)に由来します。内側に隠れていたものが「外に開いて出てくる」からexplicitと覚えます。explicitは説明や論点などをはっきりさせたい時に使われます。同義語はclearとdirectです。例えば要領のいい人は部下にわかりやすい指示を与えます(A smart person gives an explicit order to his men)。また官能的、暴力的なシーンを含む動画や音楽はexplicitと呼ばれ、子供には聞かせないように推奨されます。確かにこの意味でのexplicitも「包み隠さない」イメージがありますね。

 

exploit /éksplɔɪt/ : 搾取する

exploitの意味は「搾取する」で、語源はexplicare(広げる)に由来します。元々は「成果」を意味していましたが、今では「私利私欲で使う」という意味合いで使われています。搾取とは、資本家や地主が生産手段を持たない労働者を必要以上に働かせ、その利益を独占することです。よってexploitも経済的な強者が弱者を搾り取る場面でよく使われます。例えば労働法が整備されていなかった頃は、子供が会社に搾取されていました(Children were exploited by company)。また現代でも社員の一部はブラック企業から食い物にされています(Staffs are exploited by sweatshop)。

 

implicate /ímpləkèɪt/ : 関係させる

implicateの意味は「悪いことに関係する」で、語源はin(中)とplicare(畳む)に由来します。原義はラテン語のimplicare(巻き込む)です。implicateは犯罪や悪事との関与を匂わせる時に使われ、受け身で使用することが多いです。例えば黒い噂の絶えない政治家は汚職事件に関わっているものです(Notorious politicians are implicated in a corruption case)。モラルのない警察官は保身のために隠蔽に関わることがあります(Corrupt police officers are implicate in cover-up for self-protection)。

 

implicit /ɪmplísɪt/ : 暗黙の

implicitの意味は「暗黙の」で、語源はimplicare(巻き込む)に由来します。本音が「内部に入り込んでいる」からimplcitと覚えます。implicitは直接は口に出さないけど、動作や文脈、状況で何かを伝える時に使われます。例えば怪しい高額商品を買わせる時に、強面のお兄さんを同席させることは無言の脅迫(implicit threat)になり得ます。アスペルガー症候群の人たちは大抵言外の意味(implicit meaning)を汲み取るのが苦手です。彼らにしてほしいことがあるならば、きちんと言葉に出しましょう。また日本の会社ではお茶出しは女性が行うなどの暗黙の了解(implicit understanding)があります。

 

imply /ɪmplάɪ/ : ほのめかす

implyの意味は「ほのめかす」で、語源はimplicare(巻き込む)に由来します。implicitと同じように、本当に伝えたいことが「内部に隠れている」からimplyと覚えます。implyは何かを直接口にせず、動作や間接的な表現で伝える時に使われます。例えば首を縦に振ることは肯定を意味します(Nodding your head implies affirmation)。一方首を横に振る動作は否定を意味します(Shakeing your head implies denial)。

 

multiple /mˈʌltəpl/ : たくさんの

multipleの意味は「たくさんの」で、語源はmulti(多くの)とplus(たたむ)に由来します。「多くのものが重なり合う」様子からmultipleと覚えます。multipleはmanyと同じように使います。例えば多胎妊娠(multiple pregnancy)は母体への負担が大きいと言われています。大学のセンター試験は典型的な複数選択式試験(multiple choice examination)ですね。人はあまりにも大きな心的外傷を受けると、現実逃避のため多重人格(multiple personality)になることがあります。

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perplex /pɚpléks/ : 混乱させる

perplexの意味は「混乱させる」で、語源はper(完全に)とplexus(絡まった)に由来します。頭の中でいろんなことが「絡み合う」ことからperplexと覚えます。perplexは意味のわからないことや難しいことを伝えてしまい、相手を困らせてしまう場合に使われます。同義語はpuzzleとconfuseです。例えば好奇心旺盛な子供は親に難しい質問をして困らせてしまいます(Curious children perplex their parents with difficult questions)。

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replica /réplɪkə/ : 複製品

replicaの意味は「複製品」で、語源はre(再び)とplicare(たたむ)に由来します。原義はラテン語のreplicare(繰り返す)です。replicaは芸術作品や車、建物などの精巧に作られたコピーを指します。例えば博物館には化石のレプリカ(replica of fossile)が展示されています。またオークションや露店にはブランド品のレプリカ(replica of brand items)が出回っています。本物が欲しければ、正規のルートで購入しましょう。

 

reply /rɪplάɪ/ : 返事する

replyの意味は「返事をする」で、語源はre(再び)とplicare(たたむ)に由来します。何かの連絡に対してリアクションとして「折り返す」からreplyと覚えます。replyは相手から話しかけられたり、連絡を受けたりしたとき、返事をするのに使われます。例えば生徒の質問に答えることは教師の務めです(Replying to student’s question is thecher’s job)。ただ日常会話では同義語のanswerの方が使われやすいです。

 

simple /símpl/ : 簡単な

simpleの意味は「簡単な」で、語源はsem(1)とplac(たたむ)に由来します。原義はラテン語のsimplex(一重の)です。simpleは物事の仕組みが単純で理解しやすいことを表すのに使われます。同義語はeasyです。例えばiphoneは扱いやすいので(iPhone is simple to use)、持っている人が多いスマホです。また要領に良い人はわかりやすい説明をすることができます(A smart person gives a simple explanation)。

 

triple /trípl/ : 三部分から成る

tripleの意味は「三部分からなる」で、語源はtri(3)とplus(たたむ)に由来します。tripleは一つの物体が三部分で構成されているときに使われます。例えば三面鏡(triple mirror)を使うことで、自分の側方や後方を確認することができます。また一度に3回分の動作をするときにも使われます。例えばスポーツ競技で1シーズンのうちに三つの賞を取ることを三冠(triple crown)と呼びます。またフィギュアスケートの世界では、トリプルアクセル(triple axel)という一度に三回転半するジャンプが最も難しいとされています。野球では打者がボールを打って三塁まで進んだ場合、三塁打(three-base hit/triple)と呼ばれます。

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