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語源me, meter, metry (測る)の英単語の意味まとめ

この記事では語源me(測る)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

diameter /dɑɪˈæməṭɚ/ : 直径

diameterは「直径」を意味し、語源はdia(横切る)とmetron(測定)に由来します。直径(diameter)とは円の中心を通り、円周上の点を両端とする線分のことで、長さは半径(radius)の2倍になります。直径に円周率(circle ratio/Pi)を掛けることで、円周(circumference)の長さを求めることができます。またdiameterは数学のテストだけでなく現実の世界でもよく使われます。例えば昔から生えている大樹は直径が1メートルもあったりします(to be 1 meter in diameter)。

 

dimension /dɑɪénʃən/ : 寸法、次元

dimensionの原義は「正確に測る」で、語源はdis(完全に)とmetiri(測る)に由来します。dimensionの1つ目の意味は「寸法」ですが、同じ意味ならsize, measure, measurementsの方が使われます。例えば大型の家電製品を購入する場合は、事前に部屋の寸法(the dimension of the room)を把握しておく必要があります。

dimensionの2つ目の意味は「次元」です。次元(dimension)とは数学的な空間の広がりのことを指します。0次元は点、1次元は線、2次元は面、3次元は立体空間で表すことができます。例えば漫画や文字などは2次元(two dimensions)の情報ですが、奥行きを感じさせる書き方をすれば3次元(three dimensions)にもなりえます。

dimensionの3つ目の意味は「問題などの側面」で、同義語にaspectをとります。物事は様々な角度から多面的に捉えることで、客観性を帯びてきます。例えば戦争は道徳的な観点(moral dimension)では悪いことですが、政治的な観点(political dimension)から見ると外交の一手段にすぎません。

 

geometry /dʒiάmətri/ : 幾何学

geometryは「幾何学」を意味し、語源はgeo(土地)とmetria(測定)に由来します。幾何学(geometry)とは図形や空間を扱う数学の一分野のことです。特に私たちが義務教育で学ぶ幾何学はユークリッド幾何学に分類され、主に平面や歪みのない空間での図形を扱います。

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immense /ɪméns/ : 巨大な

immenseは「測りきれないほど大きい」という意味で、語源はin(否定)とmetiri(測定)に由来し、同義語にenormousをとります。例えば親が莫大な財産を残してくれれば(to leave an immense fortune)、一生遊んで暮らすことができます。津波や地震などの災害は私達に甚大な被害をもたらします(to cause immense damage)。都会には巨大な建物(immense building)が数多くそびえ立っています。

 

isometric /ὰɪsəmétrɪk/ : 同じ長さの

isometricは「同じ長さ」を意味し、語源はiso(同じ)とmetric(測定)に由来します。アイソメトリック図法(isometric projection)とは平面図から立体図を描くための技法のことです。またアイソメトリックエクササイズ(isometric exercise)は筋肉を動かさずに力を入れるトレーニング方法のことで、アイソメトリックス(isometrics)とも呼ばれます。

 

measure /méʒɚ/ : 測る

measureは「測定する」という意味で、語源はmetiri(測定する)に由来します。サイズだけでなく重さや分量、カロリーなどの測定に幅広く使われる一般的な動詞です。例えばコンビニで荷物を送る場合、店員さんが荷物の高さ、幅、深さ、重量などを測って(to measure the height, width, depth and weight)、料金を計算します。スーツ専門店に行くと店員さんが巻尺(measuring tape)で私たちのサイズを測って(to measure us for our suits)、体に合ったスーツを用意してくれます。

またmeasureは自動詞として使うと、測定結果を表すことができます。例えば卵一つの重さは約60グラムです(to measure 60 grams)。また男性の場合ウエストが85センチ以上なら(to measure 85 centimeters round the waist)、肥満の疑いがあります。

さらにmeasureは名詞として「問題解決のための公的な手段」を意味し、同義語にstepをとります。例えば暴漢が公共の建物に侵入した場合、役員は再発防止のために警備対策を取るでしょう(to take security measures)。またアメリカで大規模なテロが報道されてからは、どの国もテロ対策を行っています(to take measures against terrorism)。

 

meter /míːṭɚ/ : メートル

meterは「長さを表す基本単位」を意味し、語源はラテン語のmetri(測る)に由来します。メートルは他の量に影響しない独立した物理単位で、SI基本単位の一つとされています。またmeterは長さ以外のものを測るときにも使われます。例えば私たちの住む家には電気メーター(electricity meter)、水道メーター(water meter)、ガスメーター(gas meter)が取り付けられており、その使用量に応じて光熱費が請求されます。また騒音計(sound level meter)を使うことで、音の大きさを計測することができます。

 

metric /métrɪk/ : メートル法の

metricは「メートル法に関係する」という意味で、語源はmeter(メートル)に由来します。メートル法(metric system)は長さの単位メートルと重さの単位キログラムを基準とする単位系のことです。metricなのになぜキログラムが入っているのかというと、キログラムという単位もメートルを基準にして作られたからです。ちなみに1立方デシメートルの水の質量が1キログラムと定められています。

 

metronome /métrənòʊm/ : メトロノーム

metronomeは「一定間隔で音を刻む音楽用具」のことで、語源はmetron(測る)とnomos(制限する)に由来します。メトロノーム(metronome)は個人が楽器の演奏を練習するときに使われ、音楽のテンポを示してくれます。少し前までは機械式がよく使われていましたが、金属疲労などでテンポが狂うことがあるため、今では電子式が主流です。

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odometer /oʊdάməṭɚ/ : 走行距離計

odometerは「走行距離計」を意味し、語源はhodos(道)とmeter(測る)に由来します。オドメーター(odometer)とは車両の走行距離を計測する計器のことです。走行距離が多い車はたくさん使用したとみなされるので、中古としての価値も下落します。そのため中古車を扱うディーラーの中にはメーターを巻き戻して車の価値を引き上げようとする輩もいます。それによって不利益を被るのは消費者なので、最近では改ざんが難しいデジタル式のオドメーターが主流になっています。

 

perimeter /pəríməṭɚ/ : 周囲の長さ

perimeterは「周囲の長さ」を意味し、語源はperi(周り)とmetron(測る)に由来します。似た意味のcircumferenceは円周の長さにしか使えませんが、perimeterは他の図形にも使うことができます。

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tachometer /tækάməṭɚ/ : 回転速度計

tachometerは「回転速度計」を意味し、語源はtacho(速度)とmeter(測る)に由来します。タコメーター(tachometer)は車やバイクのエンジン回転数を表示するための計器のことです。エンジンの回転数が高すぎると故障の原因にもなるので、赤いメモリのレッドゾーンに達しないように回転数を調節する必要があります。またMTの車だとエンジンの回転数とギアが咬み合わなければエンストを起こしてしまうので、タコメーターを参考にして回転数を調節することがあります。

 

thermometer /θɚmάməṭɚ/ : 温度計・体温計

thermometerは「温度計・体温計」を意味し、語源はthermos(熱い)とmetron(測る)に由来します。英語の場合はthermometer一語で温度計と体温計の両方を意味します。ただ区分のために体温計のことをmedical/clinical thermometerと呼ぶことがあります。

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