この記事では語源micro(小さい)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
- microbe /mάɪkroʊb/ : 微生物
- microbiology /màɪkroʊbàɪɑ́lədʒi/ : 微生物学
- microbrew : 地ビール
- microeconomics /màɪkroʊɛ̀kənɑ́mɪks/ : ミクロ経済学
- microfiber : マイクロファイバー
- microfilm /máɪkrəfɪ̀lm/ : マイクロフィルム
- microfinance : マイクロファイナンス
- micrometer /mɑɪkrάməṭɚ/ : マイクロメーター
- microphone /mάɪkrəfòʊn/ : マイク
- microscope /mάɪkrəskòʊp/ : 顕微鏡
- microsecond : 100万分の1秒
microbe /mάɪkroʊb/ : 微生物
microbeは「微生物」を意味し、語源はmikros(小さい)とbios(生命)に由来し、同意表現にmicroorganismがあります。微生物(microbe)とは肉眼では確認できないくらいの極小の生物群を指し、細菌(bacteria)や菌類(fungi)などが例として挙げられます。微生物の主な役割は「分解」です。地上にある動物や植物の死骸を分解して、水分や栄養素に変換し、植物の肥やしとします。
また肉や魚を常温で放置するとすぐに腐ってしまいますが、これも微生物の分解によるもので「腐敗(decay)」と呼ばれます。同じ腐敗でも納豆のような有益な腐敗は別に「発酵(fermentation)」と呼ばれます。このように微生物は目に見えない形で私たちの生活を支えてくれています。
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microbiology /màɪkroʊbàɪɑ́lədʒi/ : 微生物学
microbiologyは「微生物学」を意味し、語源はmikros(小さい)とbios(生命)とlogia(学問)に由来します。
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microbrew : 地ビール
microbrewは「地ビール」を意味し、語源はmikros(小さい)とbrew(ビール)に由来し、同義語にcraftbeerをとります。地ビール(microbrew)とは小規模会社によって少量だけ生産されるビールのことです。地ビールの製造所は英語でmicro breweryと呼ばれます。
microeconomics /màɪkroʊɛ̀kənɑ́mɪks/ : ミクロ経済学
microeconomicsは「ミクロ経済学」を意味し、語源はmikros(小さい)とeconomics(経済学)に由来します。ミクロ経済学(microeconomics)とは、商品・サービスの価格変化とその影響を受ける企業や個人を研究する学問のことで、国の経済を研究するマクロ経済学(macroeconomics)と対比されます。ミクロ経済学では需要と供給の関係や均衡理論、ゲーム理論などを扱います。
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microfiber : マイクロファイバー
microfiberは「マイクロレベルの極細の繊維」のことで、語源はmicro(小さい)とfiber(繊維)に由来します。マイクロファイバーは断面がギザギザになっており、小さな汚れを取るのに適しているので、メガネ拭きやタオルなどに使われています。
microfilm /máɪkrəfɪ̀lm/ : マイクロフィルム
microfilmは「新聞や文献を保存するための小さなフィルム」のことで、語源はmikros(小さい)とfilm(フィルム)に由来します。マイクロフィルム(microfilm)は図書館の膨大な資料をコンパクトに収めるために用いられます。書籍の写真を極小で撮って、その写真を小さなフィルムに何十枚も並べます。肉眼では情報を確認できないので、読み取りには専用の機械が必要になります。
microfinance : マイクロファイナンス
microfinanceは「小規模金融」を意味し、語源はmikros(小さい)とfinance(金融)に由来します。マイクロファイナンス(microfinance)とは、貧困者向けの金融サービスのことです。通常銀行は貧困層の人にお金を貸す場合には金利を高めに設定します。貧困層は貸したお金を返さないリスクが大きいので、その分金利を高くしないと利益を出せないからです。
ただ銀行から見放された貧困者は他のぼったくり金融業者の餌になってしまい、一生貧困から抜け出すことができません。そこでマイクロファイナンスでは銀行員が貧困者にお金の使い方や稼ぎ方のアドバイスを行い、借りたお金を元手にビジネスをするように勧めます。自分の力でお金を稼いで、借金を返済し、貧困から抜け出してもらうのです。
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micrometer /mɑɪkrάməṭɚ/ : マイクロメーター
micrometerは「緻密な長さが測れる測定器」のことで、語源はmikros(小さい)とmetron(測定)に由来します。目盛りの単位は通常0.01mmで、ノギスよりも精密に測定することができます。
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microphone /mάɪkrəfòʊn/ : マイク
microphoneは「マイク」を意味し、語源はmikros(小さい)とphone(音)に由来し、元々は「難聴のための補聴器」という意味でした。マイクロフォン(microphone)とは音を電気信号に変換する装置のことです。マイクで声を出すと声が大きくなると思われがちですが、マイク自体には音を大きくする機能はありません。これはマイクがアンプやスピーカーに接続されているためです。
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microscope /mάɪkrəskòʊp/ : 顕微鏡
microscopeは「顕微鏡」を意味し、語源はmikros(小さい)とskopein(見る)に由来します。顕微鏡(microscope)は極小の物体を肉眼で観察するための器具です。子供の頃に理科の実験室で顕微鏡を使って細胞を観察した経験は誰でもあるはずです(to examine cells under the microscope)。
単眼顕微鏡はmonocular microscope、双眼顕微鏡はbinocular microscopeと英語では表現します。また観察対象に光ではなく電子を当てて拡大する顕微鏡は電子顕微鏡(electron microscope)と呼ばれます。電子顕微鏡では通常の顕微鏡では観察できないウイルスなどを観察することができます。
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microsecond : 100万分の1秒
microsecondは「100万分の1秒」を意味し、語源はmikros(小さい)とsecond(秒)に由来します。主にコンピューターの世界で使われます。