この記事では語源lect(選ぶ)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
collect /kəlékt/ : 集める
collectは「集める」という意味で、語源はcom(一緒)とlegare(選ぶ)に由来します。例えば趣味として切手を集める人がいます(to collect stamps)。珍しい切手を見つけたら、オークションに出すと高値で売れるかもしれません。また企業も商品開発やサービス向上のために、アンケートなどで顧客の情報を集めることがあります(to collect information about consumers)。
elect /əlékt/ : 選ぶ
electは「選挙で誰かを公職に選ぶ」という意味で、語源はex(外)とlegere(選ぶ)に由来し、同意表現はwin the electionとなります。例えば市長になって市に貢献したいのなら、まずは選挙で市長に当選する必要があります(to be elected to the mayor)。
election /əlékʃən/ : 選挙
electionは「選挙」を意味し、語源はex(外)とlegere(選ぶ)に由来します。民主主義では国民が選挙を通じて政治的指導者を選出します(to elect a political leader)。選挙日(election day)が近くなると、駅前や街中で選挙カー(campaign car)に乗った候補者が騒々しい選挙演説(campaign speech)を行います。
elegant /élɪg(ə)nt/ : 上品な
elegantは「上品で美しい様子」を意味する形容詞で、語源はeligere(注意して選ぶ)に由来します。例えば名家に生まれた女性は品が良く(to be elegant)、上品な服を着て(to wear elegant dress)、高尚な趣味を持ちます(to have elegant tastes)。
eligible /élɪdʒəbl/ : 適している
eligibleの原義は「選ばれる」で、語源はex(外)とlegere(選ぶ)に由来し、意味は「何かを受けるだけの資格があること」です。例えば日本では18歳以上の人だけがアダルトサイトを利用できます(to be eligible to use porn sites)。また既婚の人は出会い系サイトを使うことはできません(not to be eligible to use online matching service)。過去に破産したことのある人は信用がないため、ローンの資格がありません(not to be eligible for a loan)。国民年金は一定期間以上納めないと、受給の資格を満たせません(not to be eligible for pension)。
elite /eɪlíːt/ : 精鋭
eliteは「社会的に優秀とされ指導的立場にある人たち」を意味し、語源はlegere(選ぶ)に由来します。日本語訳では語源通り「選民」もしくは「エリート」でも意味は通じます。日本で言うところのエリートは一流大学を卒業し、官僚や有名企業の幹部となり日本の仕組みを動かす立場につきます。
intelligence /ɪntélədʒəns/ : 知能
intelligenceは「知能」を意味し、語源はinter(間)とlegere(選ぶ)に由来します。高い知能を持つ人(a man of high intelligence)は頭脳労働で優れた業績を残します。最近では人工知能(artificial intelligence, AI)がゲームでプロに勝つようになってきています。またintelligenceには「諜報」の意味もあり、スパイ活動などでよく使われます。例えば諜報員(intelligence agent)は敵国の情報を自国に漏らすのが仕事です。
合わせて読みたい
neglect /nɪglékt/ : 無視する
neglectの意味は「注意を払わないこと」で、語源はnec(否定)とlegere(選択)に由来します。職務怠慢や育児放棄、手入れの不行き届きなど、労力がきちんと割かれていない場合に使われます。例えばギャンブルやアルコールに依存している親は子供の育児をほったらかしにしてしまいます(to neglect their children)。好きなものばかり食べて健康を蔑ろにしていると(to neglect one’s health)、病気になり医療費がつけとして跳ね返ってきます。会社で仕事をサボると(to neglect one’s work)、当然クビになります。
合わせて読みたい
recollect /rèkəlékt/ : 思い出す
recollectは「思い出す」という意味で、語源はre(再び)とcolligere(集める)に由来し、同義語はrememberとrecallです。ただrecollectは堅い単語なので、日常会話ではrememberがよく使われます。recollectは意識的に努力して何かを思い出そうとするときに使われます。例えば歳をとると旧友の顔を思い出すのも一苦労です(to have difficulty recollecting an old friend’s face)。
select /səlékt/ : 選ぶ
selectは「選ぶ」という意味で、語源はse(離れる)とlegere(選ぶ)に由来します。同義語はchooseとpickで、selectはその中でも堅い単語です。選択肢の数は便利の証です。例えばネット通販ではクレジットカード、コンビニ払い、ポイントなどから好きな支払い方法を選択できます(to select the payment method)。また真面目に仕事をしていると、評価が上がり特別な仕事に抜擢されることがあります(to be selected for special job)。調査実験などでは意見に偏りが出ないように被験者は無作為で選ばれます(to be selected randomly)。