この記事では語源kine(動く)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
cinema /sínəmə/ : 映画館
cinemaは「映画館」を意味し、語源はkinein(動く)に由来します。ただアメリカでは同義語のmovie theaterの方が使われ、cinemaはイギリス英語で使われます。
hyperkinetic /hàɪpɚkɪnɛ́tɪk/ : 多動性の
hyperkineticは「非常に活動的な様子」を表す形容詞で、語源はhyper(超える)とkinesis(動き)に由来し、主に医学用語で使われます。多動性症候群(hyperkinetic syndrome)とは、じっとしていたり、ルールを守ったりすることができない状態のことで、ADHDとも呼ばれます。
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kinetic /kɑɪnṭɪk/ : 動的な
kineticは「動きに関わる」という意味の形容詞で、語源はkinein(動く)に由来し、主に学問の世界で使われます。運動エネルギー(kinetic energy)とは動いている物体が持つエネルギーのことです。運動エネルギーは速度の2乗に比例して、質量に比例することは高校の物理の授業で習うはずです。また物体をなめらかな表面に滑らせてもいずれ止まってしまうのは、運動摩擦(kinetic friction)があるからです。美術の世界では動きや動きの錯覚を取り入れた作品もあり、それらはキネティックアート(kinetic art)と呼ばれます。球技ではボールの動きを目でとらえる動体視力(kinetic vision)を鍛える必要があります。
kinematics /kìnəmˈæṭɪks/ : 運動学
kinematicsは「運動学」を意味し、語源はkinesis(運動)に由来します。運動学とは数学的に運動を考察する学問のことです。
kinesiology /kəˌni.ziˈɔ.lə.dʒɪ/ : 身体運動学
kinesiologyは「身体運動学」を意味し、語源はkinesis(運動)とlogia(学問)に由来します。身体運動学(kinesiology)は人間や動物の運動を生物学や生理学の面から研究する学問のことです。
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telekinesis /tèləkɪníːsɪs/ : 念動力
telekinesisは「念動力」を意味し、語源はtele(遠い)とkinesis(動き)に由来し、同義語はpsychokinesisです。念動力とは遠くにある物体を動かす超能力の一種です。