この記事では語源err(誤り)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
aberration /`æbəréɪʃən/ : 異常
abberationの意味は「異常」で、語源はab(離れる)とerrare(間違い)に由来します。aberrationは光学の分野で使われる少しマニアックな単語です。例えば色収差(chromatic aberration)とは、レンズ内の光の分散によって生じる色ブレのことです。
errant /érənt/ : 逸脱した
errantの意味は「逸脱した」で、語源はerrare(さまよう)に由来します。errantは人に従わず振る舞いのだらしない様子を指す単語です。例えばだらしのない妻(errant wife)は他の男性に浮気し、不忠な子供(errant child)は親の言うことをまともに聞きません。また決まった主君に従えず、各地を渡り歩く騎士をknight errantと呼びます。
erratic /ɪrˈæṭɪk/ : 不規則な
erraticの意味は「不規則な」で、語源はerrare(さまよう)に由来し、同義語はirregularです。例えば変人の奇行(erratic behavior)は誰にも予測することができません。
erratum /eréɪṭəm/ : 誤植
erratumの意味は「誤植」で、語源はerrare(さまよう)に由来し、同義語はmisprintとtypo(typographical errorの略)です。複数形はmediaと同じようにerrataに変化するので注意しましょう。例えば本やカタログに誤植があると、正誤表(errata list)が同封されます。
erroneous /ɪróʊniəs/ : 誤った
erroneousの意味は「誤った」で、語源はerrare(さまよう)に由来し、同義語はwrongです。例えばネットやテレビで誤った情報(erroneous information)を身につけると、それに基づいた誤った考え(erroneous idea)を抱くようになってしまいます。
error /érɚ/ : 誤り
errorの意味は「誤り」で、語源はerrare(誤り)に由来し、同義語はmistakeです。人間は常に過ちを犯す生き物ですが、重要なのはそれに対する態度です。例えば仕事でミスをしたときは(to make an error)、すぐに修正するようにしましょう(to correct an error)。肉体労働ではちょっとした不注意が重大なミス(serious error)を生むことがあります。