この記事では語源it(行く)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
exit /égzɪt/ : 出口
exitは「出口」を意味し、語源はex(外)とire(行く)に由来します。一口に出口と言っても、建物からの出口、高速道路からの出口、国からの出口など使われ方は様々です。例えば大型の建物には緑色に光るピクトグラムの標識と共に非常口(emergency exit)が設けられています。選挙で投票しに行くと、帰りに出口調査(exit poll)で誰に投票したかを聞かれることがあります。
initial /ɪníʃəl/ : 初めの
initialは「始まりに関わる」という意味で、語源はin(中)とire(行く)に由来します。物事に入って始まるイメージですね。例えば英語で文を書く場合は、文頭の頭文字(initial letter)は大文字にしましょう。もしビジネスを始めたいなら、初期費用(initial cost)の低いネットビジネスがオススメです。機械に強い人はスマホを買うと、まずは初期設定を変更して(to modify the initial settings)、使いやすいようにカスタマイズします。またパソコンを買って説明書通りに操作しているのに動かない場合は、初期不良(initial failure)の可能性が高いです。
initialism /iníʃəlìzm/ : 頭字語
initialismは「頭字語」を意味し、語源はinitialとism(仕組み)に由来します。頭字語(initialism)とは複数の単語からなる長い名称をそれぞれの頭文字で繋げた文字のことです。FBI, OECD, WHOなどアルファベットで1文字ずつ読むのが特徴です。
initialize /ɪníʃəlὰɪz/ : 初期化する
initializeは「初期化する」という意味で、語源はinitialとize(動詞変化)に由来します。主にコンピューター用語として使われます。例えば、もしあなたが現在使っているパソコンを売りに出す場合、個人情報などを消すためにハードウェアを初期化する必要があります(to initialize the hardware)。
initiate /ɪníʃièɪt/ : 始める
initiateは「物事を始める」という意味で、語源はin(中)とire(行く)に由来します。仕事や計画を始めるときに使われますが、同義語のstartやbeginで事足ります。また「始めること」から「技術の手ほどきをする」や「組織に入会させる」という意味にも派生します。例えば陶芸職人は弟子に陶芸の技術を伝授します(to initiate apperantice into potter’s craft)。大学生はできるだけ多くの新入生を自分のサークルに入会させようとします(to initiate freshmen into their club)。
initiation /ɪnìʃiéɪʃən/ : 加入
initiationは「組織に入ること」を意味し、語源はinitium(始まり)に由来します。未開拓の部族の間では、青年は通過儀礼(initiation rite)を受けてようやく部族の仲間入りを果たすことができます。また企業に新卒として新入社員んで入社すると、会社は入社式を開いて(to hold an initiation ceremony)、新たな仲間を歓迎してくれます。
initiative /ɪníʃəṭɪv/ : 率先力
initiativeの原義は「始める力」で、語源はinitium(始まり)に由来します。 ビジネスやスポーツ、恋愛において主導権を握ることができれば(to take the initiative)、事を有利に運ぶことができます。自分から率先して仕事ができる人は(to work on their own initiative)、社内でも大きく評価されます。
transit /trˈænsɪt/ : 輸送、通行
transitは「物を運ぶ過程」を意味し、語源はtrans(横切る)とire(行く)に由来します。同義語はtransportationです。in transitで副詞のように使われます。例えば運送屋が荷物を雑に扱えば、輸送中に傷がつくでしょう(to be damaged in transit)。また運送業者の管理がずさんなら、輸送中に荷物を紛失してしまいます(to be lost in transit)。