この記事では語源fig(形)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
configure /cənˈfɪɡ(j)ɚ/ : 設定する
configureの原義は「形を作ること」で、語源はcon (一緒)とfigure (形)に由来します。主にパソコンやゲームの設定で使われます。例えば、パソコンを使っていて画面が暗いと感じた時には、明るさを設定します(to configure the blightness)。またゲームでもメッセージの表示速度が遅いと感じたら、設定画面で速度を設定します(to configure the display speed)。またconfigureの名詞形はconfigurationで、略して「コンフィグ(config)」とも呼ばれます。
effigy /éfədʒi/ : 身代わり人形
effigyは「身代わり人形」を意味し、語源はex (外)とfigure (形)に由来します。もともとは逃亡した犯人の代わりに裁くために作られたもので、火刑に処したり呪いをかけたりときに使われます。日本だと藁人形(straw effigy)が呪いや魔除けの道具として使われます。
figment /fígmənt/ : 虚構
figmentの原義は「想像して作られたもの」で、語源はfigureに由来します。この単語の使い方は限られており、a figment of imaginationで「妄想」を意味します。
figurative /fígjʊrəṭɪv/ : 比喩的な
figurativeは文章や表現で比喩を使う様子を表します。比喩(metaphor)とは物事を説明するときに相手の知っている言葉を用いる表現法のことです。 例えば、「彼は会社のSEOだ」と言うと、SEOという言葉を知らない人にはピンときませんが、「彼は会社の頭だ」と言えば、「ああ、一番偉い人なんだな」と直感的に理解できます。抽象的な表現を実物に置き換えてわかりやすく説明することから、語源に「形」をとるのでしょう。
figure /fígjɚ/ : 形、数字、人の姿
figureの原義は「形」です。例えば、ピザは円の形(round figure)をしており、空きカンは円柱の形(cylinder figure)をしています。また数という概念に形を与えたものは「数字」と呼ばれます。numberよりもフォーマルで、ビジネスや公的調査でよく使われます。例えば、失業者数(unemployment figure)は景気の指標として活用されます。また遠くからぼんやりと見える「姿」の意味もあります。
transfiguration /trænsfìgjʊréɪʃən/ : 変容
transfigurationは「変身」を意味し、語源はtrans (横切る)とfigure (形)に由来します。ただ同じ意味なら、metamorphosisやtransformationの方が使われます。この単語は主にキリストの変容(the Transfiguration of Jesus)で使われます。キリストの変容とは、イエスが天から声を聞き、自分が神であることを示したエピソードのことです。