この記事では語源lav(洗う)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
diluent /díljuənt/ : 希釈剤
diluentは「希釈剤」を意味し、同義語はthinnerをとります。希釈剤は主に工業・建築用の塗料を薄めるのに使われます。塗料は単体では粘り気が強すぎるので(too viscous)、希釈剤で薄めて塗りやすいように調節するのです。
deluge /déljuːdʒ/ : 洪水
delugeの原義は「洗い流す」で、語源はde(離れる)とlavare(洗う)に由来し、「洪水」を意味します。ただ同じ意味ならfloodの方が使われます。またdelugeは「洪水のように大量に来ること」を比喩的に表すことができます。例えば雨が土砂降りなら(we have a deluge of rain)、どこかで雨宿りするのが賢明です。テレビでナレーターが不謹慎な発言をすると、山のような苦情が押し寄せてきます(to receive a deluge of complains)。
dilute /dɑɪlúːt/ 水で薄める
diluteは「水などで薄める」という意味で、語源はde(離れる)とlavare(洗う)に由来し、同義語はthinです。塗料やお酒を薄める時によく使われる単語です。例えば強いお酒が苦手な人はウイスキーを水で割って(to dilute whiskey with water)飲みます。ちなみにウイスキーを炭酸で割ったものはハイボールと呼ばれます。
lava /lάːvə/ : 溶岩
lavaは「溶岩」を意味し、語源はlavare(洗う)に由来します。溶岩(lava)とはマグマが地表に流れ出した液状の岩石、もしくはそれが冷え固まったものを指します。一方マグマが火山(volcano)の中で冷え固まった場合は火成岩(igneous rock)となり、冷え方によって火山岩(volcanic rock)と深成岩(plutonic rock)に分けられます。
lavatory /lˈævət`ɔːri/ : 洗面所
lavatoryは「洗面所」を意味し、語源はlavare(洗う)に由来します。同義語はbathroom, toilet, restroomなどがありますが、中でもlavatoryは品のあるニュアンスなので、ホテルや新幹線などでよく使われます。アメリカではbathroomがよく使われるのでトイレに行きたくなったら、「トイレをお借りしていいですか(May I use your bathroom?)」と尋ねましょう。またWC(water closet)は古い表現で、最近では部屋の見取り図くらいでしか使われません。
lavish /lˈævɪʃ/ : 気前の良い、惜しげなく与える
lavishの原義は「洪水」で、語源はlavare(洗う)に由来し、「物惜みしない様子」を意味します。洪水のように物やお金を使う様子が目に浮かびますね。例えば金遣いの荒い人(lavish spender)がギャンブルなどで大金を手に入れると、贅沢な生活を始めたり(to start a lavish life)、知人を招いて豪華なパーティーを開いたりします(to have a lavish party)。
laundry /lˈɔːndri/ : クリーニング屋、洗濯物
laundryの原義は「洗うこと」で、語源はlavare(洗う)に由来し、「洗濯物」を意味します。一人暮らしなら自分で定期的に洗濯をしないといけません(to do the laundry)。洗濯が終わったら(to finish the laundry)、洗濯物をベランダに干しましょう(to hang out the laundry)。