この記事では語源damn(害する)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
damn /dˈæm/ : 忌まわしい
damnの意味は「忌まわしい」で、語源はdamnare(非難する)に由来します。
damnは相手を口悪く罵るときに使われる単語です。例えば何か大きなミスをしたときには、人によっては「くそ!(Damn it!)」と言いたくもなります。ちなみにitは状況を表します。また犬に噛まれたときには「このバカ犬(this damn dog)」、TVの調子が悪いときには「このポンコツテレビ(this damn TV)」と思いたくもなります。
damage /dˈæmɪdʒ/ : 損害
damageの意味は「物理的な損害」で、語源はラテン語のdamnum(損害)に由来します。
例えば地震や津波は被災地に甚大な被害をもたらします(to cause serious damage to the disaster area)。また悪酔いして暴れて店の備品に傷をつけてしまった場合は(do damage to shop’s properties)、賠償をしなくてはなりません(to compensate for damages)。台風の被害(typhoon damage)を最小限に抑えたいなら、雨戸を閉めて窓ガラスが割れないようにしましょう。また戦闘行為で関係のない民間人に被害が出ることをcollateral damage(巻きぞえ被害)と呼びます。
condemn /kəndém/ : 非難する、罪を宣告する
condemnの意味は「非難する」で、語源はcon(強調)とdemnare(害する)に由来し、同義語はblameとcriticizeです。
condemnは道徳的に間違っていると思われるものに使います。例えば平和主義者は戦争を非難し(to condemn war)、差別経験者は差別を非難します(to condemn racial discrimination)。また国内でテロや大量殺人が発生すると、政治家はその行為を強く非難します(to condemn such actions)。
condemnの二つ目の意味は「罪を宣告する」で、同義語はsentenceです。この意味でのcondemnは受け身で使われることが多いです。例えば極めて悪質な犯罪を犯した者には死刑が宣告されます(to be condemned to death)。