この記事では語源clar(明らか)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
clairvoyance /klεərvɔ’iəns/ : 透視・千里眼
clairvoyanceの意味は「透視・千里眼」で、語源はclarus(明るい)とvidere(見る)に由来します。透視は目では見えないものを見通す能力、千里眼は遠くを見渡す能力を指しますが、英語のclairvoyanceは透視と千里眼の両方を合わせた能力を指します。
clarify /klˈærəfὰɪ/ : 明らかにする
clarifyの意味は「明らかにする」で、語源はclarus(明るい)とfacere(する)に由来し、同義語はrevealとdiscloseです。例えば工場でトラブルが発生した場合は、その原因を明確にしておかないと(to clarify the cause)対策ができません。登場人物の多い作品では、相関図を見ることで関係が明らかになります(to clarify their relationship)。日本の組織の欠点の一つは、事故が起きても責任の所在をはっきり出来ないことです(cannot clarify who is responsible)。
clear /klíɚ/ : わかりやすい
clearの意味は「わかりやすい」で、語源はclarus(明るい)に由来します。例えば優秀な先生は生徒にわかりやすい指導(clear instruction)を行います。議論で意見が分かれた時には、少なくとも自分の立場ははっきりさせておきましょう(to make your position clear)。裁判で被告人を有罪にするには、明白な証拠(clear evidence)が必要です。
clearance /klí(ə)rəns/ : 在庫整理、許可
clearanceの意味は「在庫整理」で、語源はclarus(明るい)とance(名詞化)に由来します。例えば服屋では季節の終わりに在庫を処分するためのクリアランスセール(clearance sale)が実施されます。
clearanceの二つ目の意味は「許可」で、特に通関手続きで使われます。通関(customs clearance)とは、輸出品や輸入品の検査を受けて関税を支払う手続きのことです。通関を行わなければ商品を輸出入することはできませんが、手続きが煩雑なため多くの場合は通関業者を利用します。
declare /dɪkléɚ/ : 宣言する
declareの意味は「宣言する」で、語源はde(強調)とclarus(明るい)に由来し、同義語はproclaimです。declareは主に公の場で重要なことを述べる時に使われます。例えばアメリカは独立を求めてイギリスに宣戦布告をして(to declare a war)、勝利すると独立宣言を行いました(to declare independence)。また会社の事業が立ち行かなくなり運転資金が底をつくと、破産を申請しなくてはなりません(to declare bankruptcy)。