Amazonで語源教材をチェック ▶︎
英語の語源を学ぼう

Amazonでは優秀な語源教材を探せます。

Amazonで語源教材をチェック ▷

語源dict, dicere (話す)の英単語の意味まとめ

この記事では語源dict(話す)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

addiction /ədíkʃən/ : 依存症

addictionの意味は「依存症」で、語源はad(向かって)とdicere(話す)に由来し、同義語はdependenceです。依存症(addiction)とは、有害だとわかっていても薬物の摂取を止められない状態のことです。例えばアルコール依存症(alcohol addiction)になると、お酒の飲む量をコントロールできなくなり、いつでも際限なく飲むようになってしまいます。また喫煙者もニコチンから得られる快楽に依存しているため、ニコチン依存症(nicotine addiction)だと言えます。さらに一日中インターネットで遊んでいる人はインターネット依存症(internet addiction)と診断されます。

 

condition /kəndíʃən/ : 環境

conditionの意味は「環境」で、語源はcon(共に)とdicere(話す)に由来し、同義語はcircumstanceです。ただenvironmentのような自然環境とは異なり、conditionは人の生き方や働き方に影響を与える環境を指します。例えばブラック企業ではひどい労働条件(poor working condition)で働くことを強いられる上に、賃金も低いので生活環境(living condition)も悪いままです。一方ホワイト企業では労働者が満足して働けるように、労働条件の改善に努めます(to improve working condition)。

conditionの二つ目の意味は「状態」で、同義語はstateです。例えばスポーツ選手は常にベストを尽くせるように、最高の状態を維持する必要があります(to keep oneself in excellent condition)。状態の悪い本(book in a bad condition)は高値で買い取ってもらえません。

conditionの三つ目の意味は「契約上の条件」で、同義語はrequirementです。例えばクレジットカードの中でも最上級のブラックカードの会員になるには、年収が1000万円以上であること、カードの年間利用額がその3割以上であることなど厳しい条件を課しています(to impose strict conditions)。銀行や保険、ネットサービスなどを利用する前には、長々と書かれた規約と条件(terms and conditions)を読んでおく必要があります。

 

dedicate /dédɪkèɪt/ : 専念する

dedicateの意味は「専念する」で、語源はde(離れる)とducere(宣言する)に由来し、同義語はdevoteです。人は自分の好きなもののためなら自分の時間と労力をいくらでも使うことができます。例えば研究者は自分の研究に人生を捧げることがあります(reseachers can dedicate their life to their study)。また短期間でお金持ちになりたいのなら、数年間はビジネスに専念する必要があります(to dedicate yourself to your business)。時間に余裕のある大学生は部活動に打ち込んで(to dedicate themselves to club activity)、青春を謳歌します。

 

dictate /díkteɪt/ : 書き取らせる、命令する

dictateの意味は「書き取らせる」で、語源はdicere(話す)の反復相dictare(命じる)に由来します。dictateは誰かが口にした内容を他の人に書き取らせるときに使われます。例えば社長や役員は多忙なので、秘書にメモを取らせます(to dictate a memo to one’s secretary)。

dictateの二つ目の意味は「命令する」で、同義語はorderとcommandです。例えば上司は部下に命令して(the boss dictates to his men)、組織を円滑に機能させます。

dictateの名詞形はdictationです。ディクテーションソフト(dictation software)を使うと、内容を口にするだけでソフトが勝手に文字を入力してくれます。また録音された英文を聞いて紙に書き取る英語の学習方法もディクテーション(dictation)と呼ばれます。

 

diction /díkʃən/ : 発音の仕方

dictionの意味は「単語の発音」で、語源はdicere(話す)に由来し、同義語はpronunciationです。

 

dictionary /díkʃənèri/ : 辞書

dictionaryの意味は「辞書」で、語源はdicere(話す)に由来し、原義は「単語と句の集まり」です。英語のサイトなどを読んでいて知らない単語に出くわしたら、すぐに辞書でその単語を調べましょう(to look up the word in the dictionary)。最初のうちは英和辞典(English-Japanese dictionary)を使うべきですが、慣れてきたら英英辞典(English-English dictionary)も使ってみましょう。日本語では表現できない単語の顔を見ることができます。

 

dictum /díktəm/ : 格言

dictumの意味は「格言」で、同義語はdicere(話す)に由来し、同義語はsaying, maxim, proverbです。例えば三国志の名言「泣いて馬謖を斬る」はどんなに有能な部下でも処罰はきちんと行うという意味で使われます。

 

edict /íːdɪkt/ : 勅命

edictの意味は「国からの命令」で、語源はex(外)とdicere(話す)に由来し、同義語はdecreeです。例えば江戸幕府は自国の貿易を管理するために鎖国令を出していました(to issue an national isolation edict)。天皇が発した命令は勅令(imperial edict)と呼ばれていました。

 

index /índeks/ : 索引、指標

indexの意味は「索引」で、語源はin(中)とdicare(宣言する)に由来し、原義は「指し示すもの」です。索引とは、辞書や学術書の中の項目を五十音順・アルファベット順などに並べて参照しやすくしたもので、通常は巻末に記載されています。索引は目的のワードをすぐに「指し示して」くれるので便利です。

indexの二つ目の意味は「指数」です。指数(index)とは、何らかの基準に基づいた数字の指標のことで、物価や賃金などの比較に使われます。例えば消費者物価指数(Consumer Price Index)とは、消費者が購入する商品の価格を表す指数のことで、年金や賃金、経済政策などを考える指標にも使われます。特定の年の物価を100として、その変動率で物価が上がったか下がったかを判断します。

もう一つ例を挙げると、BMI(Body Mass Index)は人間の肥満度を表す指数で、22を標準体重として自分が肥満かどうかが簡単に判別します。ちなみに数学の二乗・三乗などで使われる方の指数はexpponentと呼ばれます。

 

indicate /índɪkèɪt/ : 指し示す

indicateの意味は「状況・事実などを示す」で、語源はin(中)とducere(言う)に由来します。indicateは証拠や調査から何らかの事実が導き出される場合に使われます。例えば日本の人口予測のグラフはこれから高齢者の割合が増えることを示してくれます(to indicate that the share of older person will increase)。

 

indict /ɪndάɪt/ : 起訴する

indictの意味は「起訴する」で、語源はin(中)とducere(言う)に由来し、同義語はchargeです。indictは特に刑事事件で検察官が犯人を訴えるときに使われます。例えば誰かが殺人を犯したなら、検察官はその人を殺人罪で起訴します(to indict the person for murder)。

 

predict /prɪdíkt/ : 予測する

predictの意味は「予測する」で、語源はpre(前)とdicere(話す)に由来し、同義語はforecastです。もし未来の株価を予測することができれば(to predict stock price in the future)、間違いなく大金持ちになれます。地震を予知できれば(to predict an earthquake)、被害を最小限に抑えることができるでしょう。

 

valediction /v`ælədíkʃən/ : 別れの言葉

valedictionの意味は「別れの言葉」で、語源はvalere(強い)とdicere(言う)に由来します。valedictionとは手紙や演説の最後に添えられる言葉のことで、日本語だと「敬具」などが例に上がります。

 

verdict /vˈɚːdɪkt/ : 評決

verdictの意味は「評決」で、語源はver(真実)とdicere(話す)に由来します。評決(verdict)とは、陪審員による有罪・無罪の判断のことです。アメリカやイギリスでは陪審制が採用されており、民間から無作為で選ばれた陪審員が裁判に参加し、意見を反映させ、評決を下します(to return a verdict)。

タイトルとURLをコピーしました