この記事では語源cred(信用)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
credence /kríːdns/ : 信用
credenceの意味は「信用」で、語源はcredere(信用)に由来します。同義語のtrust, reliance, confidenceと比べると、credenceはフォーマルな単語です。例えば世間の人々はゴシップを簡単に信じてしまいます(to give credence to the gossip easily)。お金に困った高齢者も将来への不安から胡散臭い金融商品を鵜呑みにしてしまいます(to give credence to fishy financial product)。
credentials /krədɛ́nʃəlz/ : 資質
credentialsの意味は「資質」で、語源はcredere(信用)に由来します。例えば何年間も英語圏で留学してきた人には翻訳家としての資質があります(to have credentials as a translator)。
credentialsの二つ目の意味は「認証情報」です。インターネットサービスを利用する場合、自分がその利用者であることを証明するためにユーザー名やパスワードなどを入力します。
credible /krédəbl/ : 信頼できる
credibleの意味は「信用に値する」で、語源はcredere(信じる)に由来し、同義語はreliableとtrustworthyです。例えば大学で論文を作成する場合は、信頼できるデータ(credible data)から引用しましょう。裁判では確かな証拠(credible evidence)がなければ、被告を有罪にすることができません。急用で子どもを預けたい場合は、信頼できる人(credible person)にお願いしましょう。
credit /krédɪt/ : 掛売り
creditの意味は「掛売り」で、語源はcredere(信用)に由来します。掛売りとは、代金後払いで商品を売ることで、企業間では一般的な取引方法です。最近は個人でも通販などでクレジットカード(credit card)を使うことが多いです。通販以外にも手元にお金がない人は車を掛けで購入し(to buy a car on credit)、ローンを少しずつ返済していきます。クレジットカードは非常に便利ですが、利用限度額(credit limit)を超えると、使えなくなってしまうので注意が必要です。
creditor /kréditər/ : 債権者
creditorの意味は「債権者」で、語源はcredere(信用)に由来します。債権者(creditor)とは簡単に言うとお金を貸している個人・組織のことで、債務者(debtor)に貸したものを返すように要求できます。例えばもしあなたが家を買うために銀行でローンを組んだなら、債権者は銀行、債務者はあなたになります。
credulous /krédʒʊləs/ : 騙されやすい
credulousの意味は「騙されやすい」で、語源はcredere(信用)に由来し、同義語はgullibleです。例えば詐欺師は若者や高齢者などの騙しやすい人たち(credulous people)からお金を騙し取ります。
creed /kríːd/ : 信条
creedの意味は「信条」で、語源はラテン語のcredo(私は信じる)に由来し、同義語はbeliefとprincipleです。行動規範としての信条はprincipleを指すのに対し、creedは宗教的な信条を指すことが多いです。