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語源her (相続)の英単語の意味まとめ

この記事では語源her(相続)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

heir /éɚ/ : (男性の)相続人

heirは「財産の相続人」を意味し、語源はheres(受け継ぐ)に由来します。語頭のhは発音せず、airと同じ発音になり、不定冠詞もaではなくanを使います。これは女性の相続人heiressでも同様です。例えば広い不動産を所有している地主さんに一人息子がいる場合、その息子さんが土地の相続人になります(to be an heir to the estate)。また王様に何人もの子供がいる場合、通常は長男が王位の継承者になります(to be an heir to the throne)。

 

hereditary /hɪrédətèri/ : 遺伝の

hereditaryも「親から子へ受け継ぐ」という意味の形容詞です。染色体(chromosome)や遺伝子(gene)の異常により発症する先天的な病気は遺伝病(hereditary disease)と呼ばれます。また突然変異(mutation)とは遺伝子の複製ミスなどで、他とは違った外見になる遺伝現象(hereditary phenomenon)です。親が政治家だと子も親のコネや基盤をフル活用して政治家になることができ、このような政治家は世襲政治家(hereditary politician)と呼ばれます。

 

heredity /hɪrédəṭi/ : 遺伝、世襲

heredityは「親から子へ受け継ぐこと」を意味し、語源はheres(受け継ぐ)に由来します。容姿や頭脳、性格などを受け継ぐ場合は「遺伝」、財産や地位などを受け継ぐ場合は「世襲」と訳されます。例えば子供の容姿は遺伝によって決まります(to depend on heredity)。また遺産や不動産、一部の地位などは世襲によって受け継がれます(to be succeeded by heredity)。

 

heritage /hérəṭɪdʒ/ : 文化的・自然的遺産

heritageの原義は「先祖から受け継いだもの」で、語源はheres(受け継ぐ)に由来し、主に「社会や自然が残した遺跡や建造物」を指すときに使われます。例えば世界遺産(World Heritage Site)は人類が共有すべき価値を持つ物件とされ、日本だと法隆寺や原爆ドーム、富士山などが指定されています。また世界遺産にも種類があり、姫路城などの歴史的建造物は「文化遺産(cultual heritage)」、屋久島などの自然が作り出した景観は「自然遺産(natural heritage)」と呼ばれます。

 

inherit /ɪnhérɪt/ : 受け継ぐ

inheritは「財産や仕事を受け継ぐ」という意味で、語源はin(中)とheres(受け継ぐ)に由来します。例えば親が堅実に貯金をして亡くなった場合、子は大金を受け継ぐことができます(to inherit a fortune)。また親が名家の出身だと、通常長男が家を継ぐことになります(to inherit their house)。親が自営業を営んでいる場合は、長男が家業を継ぐことになります(to inherit his business)。

 

inheritance /ɪnhérətns/ : 遺産

inheritanceは「遺産」を意味し、語源はinheritに由来します。同じ遺産でもheritageは社会から受け継ぐ建築物などを指すのに対し、inheritanceは親から受け継ぐ財産を指します。もしあなたが遺産を相続した場合(to gain inheritance)、その資産には相続税(inheritance tax)が課されます。

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