この記事では語源cuse(原因)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
accuse /əkjúːz/ : 訴える
accuseの意味は「訴える」で、語源はad(方向)とcausa(理由)に由来し、同義語はchargeとprosecuteです。accuseの原義は「原因を問う」で、悪事や事件の原因を問いただす時に使われます。例えば殺人の容疑がある人間は検察官に殺人罪で訴えられます(to be accused of murder)。人のものを勝手に盗めば泥棒呼ばわりされてしまいます(to be accused of theft)。
because /bɪkˈɔːz/ : なぜなら
becauseは「なぜなら〜だから」を意味する接続詞で、語源はbi cause(原因によって)に由来します。becauseは何かの原因を追加する時に使われる単語です。日本語訳では「理由→結果」の順で訳すので、文章の順序が逆になりややこしくなってしまいます。英語を読む場合は「becauseは理由の後付け」と考えると文章が読みやすくなります。例えば人が毎日働くのはお金が必要だからです(people work everyday because they need money)。
cause /kˈɔːz/ : 原因、引き起こす
causeの意味は「原因」で、語源はラテン語のcausa(理由)に由来します。事件や事故が発生した場合は、その全容を知るためにまず原因を調べます。例えば工場でトラブルが発生した時には、その原因を突き止めます(to trace the cause)。火事が発生した場合も、まずは出火原因を調べ(to investigate the cause of fire)、放火なら犯人を探します。殺人事件で死体が発見された場合も、警察はまず死因を特定し(to identify the cause of death)、他殺なら犯人を探します。
excuse /ekskjúːz/ : 許す
excuseの意味は「許す」で、語源はex(外)とcausa(非難)に由来します。例えばExcuse meは相手を引き止めて質問などをする時に使える便利な表現です。駅の場所がわからない場合には「すみませんが駅までの道を教えてください(Excuse me, could you tell me the way to the station)」と尋ねましょう。
またexcuseは「失礼な言動や態度を許す」という意味でも使われ、同義語のforgiveよりも軽い事柄を許すときに使われます。例えば会社に遅刻した場合は、「遅れてしまって申し訳ありません(Please excuse me for being late)」と初めに言うべきです。