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語源doc, docu, docere (教える)の英単語の意味まとめ

この記事では語源doc(教える)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

docent /dóʊsnt/ : 案内人

docentの意味は「案内人」で、語源はdocere(教える)に由来し、同義語はguideです。museum docentはボランティアでガイドを務める人に与えられるアメリカの資格です。

 

docile /dάsl/ : 従順な

docileの意味は「従順な」で、語源はdocere(教える)に由来し、同義語はsubmissiveとobedientです。例えば従順な生徒(docile student)は人のいうことをよく聞くので、先生からも高い評価を得られます。従順な犬(docile dog)もしつけや訓練がしやすく、物覚えも良いので、警察犬や盲導犬として活躍が期待されます。

 

doctor /dάktɚ/ : 医者、博士号

doctorの意味は「医者」で、語源はdocere(教える)に由来し、同義語はphysicianです。医者とは患者の病気を治すことを生業とする業種のことです。私たちは病気にかかったり、怪我をしたりすると、医者に診察してもらいますね(we go to see a doctor)。医者も扱う専門分野によって呼び名が変わります。手術を行う外科医(surgeon)、手術を行わない内科医(physician)、歯の治療を行う歯科医(dentist)、精神病を扱う精神科医(phychiatrist)などですね。また怪我をしたスポーツ選手にはこれ以上運動をして悪化させないようにドクターストップ(doctor’s stop)をかけることもあります。

doctorの二つ目の意味は「博士」です。博士とは最高位の学位のことで、その下に修士(master)と学士(bachelor)があります。

 

doctrine /dάktrɪn/ : 教義、理論

doctrineの意味は「教え」で、語源はdoctrina(学ぶこと)に由来し、同義語はdogmaです。doctrineは宗教や学説の中でも最も重要な部分を指します。例えば仏教には理解しにくい部分が多くあるので、民衆でも理解出来る仏教の教え(Buddhist doctrine)が必要になります。

doctrineの二つ目の意味は「国策の公式宣言」です。例えばモンロー主義(Monroe Doctrine)では、アメリカがヨーロッパに対して相互不干渉を提唱していました。これの狙いは南北アメリカの植民地化を画策するユーロッパ諸国を牽制することでした。またトルーマンドクトリン(Truman Doctrine)は共産主義に対する宣戦布告のようなもので、当時ソ連に支配されつつあったギリシャに多額の支援を提案しました。

 

document /dάkjʊmənt/ : 文書

documentの意味は「文書」で、語源はラテン語のdocumentum(証拠)で、その語源もdocere(教える)に由来します。文書(document)とは、参照してもらうことを前提に、紙に記録された情報のことです。文書を使うことで伝達ミスや情報の改変などを防ぐことができ、内容を忘れた場合にもいつでも参照できます。会社の事務職の人間なら請求書や発注書などの文書をパソコンで作成します(to make a document with computer)。またpdfやWordなどパソコンで作成される電子媒体もdocumentと呼ばれます。

 

documentary /dὰkjʊménṭəri/ : 事実を記録した

documentaryの意味は「記録映像」で、語源はdocumentum(証拠)に由来します。documentaryは記録に基づいて事実を伝えることを目的とした映像やテレビ番組などを指します。ただ視聴率を稼ぐためにやらせを行うドキュメンタリー番組(documentary program)も少なくはありません。事実を伝えるという点では報道と似ていますが、報道が中立性を重んじるのに対し、ドキュメンタリーでは作者の意見や主張に重きを置きます。

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