この記事では語源gni(知る)に関連する英単語を紹介します。
目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。
- acknowledge /əknάlɪdʒ/ : 認める
- acquaintance /əˈkweɪntəns/ : 知人
- agnostic /ægnάstɪk/ : 不可知論者
- annotate /ˈænətèɪt/ : 注記する
- cognitive /kάgnəṭɪv/ : 認知に関わる
- diagnosis /dὰɪəgnóʊsɪs/ : 診断
- ignorant /ígnərənt/ : 無知の
- ignore /ɪgnˈɔɚ/ : 無視する
- notice /nóʊṭɪs/ : 知覚する、通知
- notify /nóʊṭəfὰɪ/ : 通知する
- notion /nˈəʊʃən/ : 考え
- notorious /noʊtˈɔːriəs/ : 悪名高い
- prognosis /prɑgnóʊsɪs/ : 予後
- recognize /rékəgnὰɪz/ : 認識する
acknowledge /əknάlɪdʒ/ : 認める
acknowledgeの意味は「認める」で、語源はac(方向)とknowledge(知識)に由来します。ゲームでもスポーツでも勝てる見込みがないとわかった時には、潔く敗北を認めるべきです(to acknowledge defeat)。
acquaintance /əˈkweɪntəns/ : 知人
acquaintanceは「知人」を意味し、語源はad(方向)とcom(一緒)とgnoscere(知る)に由来します。友人と言えるほど親しくないけど、互いに知っている関係という場合に使われます。例えば飲み屋やバーなどに行くと、いろんな人と知り合いになれます(to make acquaintance of various persons)。またフォーマルな場面で初めて人と対面した時には「お会いできて光栄です(I’m glad to make your acquaintance)」と言います。社交的な人間は大抵顔が広いもので(to have a wide acquaintance)、遊び仲間に困ることはありません。
agnostic /ægnάstɪk/ : 不可知論者
agnosticは「不可知論者」を意味し、語源はa(否定)とgno(知る)に由来します。不可知論者(agnostic)とは人には神様や超次元的な存在を認識できないと主張する人たちのことです。神様の存在を認めているため、無神論者(atheist)の隠れ蓑に使われることもあります。
合わせて読みたい
annotate /ˈænətèɪt/ : 注記する
annotateは「注記する」という意味で、語源はad(方向)とnoscere(知る)に由来します。古い本を読むときには、その時代の背景知識を知っておく必要があります。注釈版の本(annotated edition)なら、背景となる知識を調べる手間を省くことができます。
cognitive /kάgnəṭɪv/ : 認知に関わる
cognitiveは「理解や学習に関わる」という意味で、語源はcom(一緒)とgnoscere(知る)に由来します。主に心理学と社会学で使われる単語です。例えば認識社会学(cognitive sociology)は人の認識と社会との関係を研究する学問です。認知心理学(cognitive psychology)は人の認知能力を研究する学問のことです。
diagnosis /dὰɪəgnóʊsɪs/ : 診断
diagnosisは「診断」を意味し、語源はdia(離れる)とgignoskein(知る)に由来します。医者は患者を治療する前に、どんな症状が出ているのかを尋ねたり、検査を行ったりして診断を行います(make a diagnosis)。具体的には脈拍を測ったり(to check the pulse)、聴診器(stethoscope)で心音を聞いたり、血液を採取したりして(to take blood sample)、患者の体のどこに異常があるのかを入念に調べます。検査の結果から患者の病気を判断するまでの過程を診断(diagnosis)と呼びます。例えば血液検査の結果、血糖値が一定以上だった場合は糖尿病と診断されます(to be diagnosed as diabetes)。
ignorant /ígnərənt/ : 無知の
ignorantは「知るべきことを知らない様子」を意味します。例えば無学な人間(ignorant person)はメディアの報道に左右されたり、詐欺師に騙されたりしてしまいます。また部屋に閉じこもり、人と関わらない生活を送っている人は世間知らずになりやすいです(to be ignorant of the world)。
ignore /ɪgnˈɔɚ/ : 無視する
ignoreは「意図的に無視する」をいう意味で、語源はin(否定)とgno(知る)に由来します。例えば会社で取引先に間違ったメールを送ってしまった場合は「先ほどのメールは無視してください(Please ignore the previous mail)」と知らせましょう。またFXで負けてしまうと、その損失を無視したくなります(to ignore the loss)。ただ損失を放置するとどんどん膨らむ可能性もあるので、早めに損切りしてしまいましょう(to cut the losses)。
notice /nóʊṭɪs/ : 知覚する、通知
noticeの意味は「知覚する」で、語源はgno(知る)に由来します。
notify /nóʊṭəfὰɪ/ : 通知する
notifyの意味は「通知する」で、語源はgno(知る)に由来します。
notion /nˈəʊʃən/ : 考え
notionの意味は「考え」で、語源はgno(知る)に由来します。
notorious /noʊtˈɔːriəs/ : 悪名高い
notoriousの意味は「悪名高い」で、語源はgno(知る)に由来します。
prognosis /prɑgnóʊsɪs/ : 予後
prognosisは「予後」を意味し、語源はpro(前)とgignoskein(知る)に由来します。予後とは医者が病気の状態を予測することです。予後が良ければ(prognosis is good)、病気の治る見込みは大きいということになります。一方予後が悪ければ(prognosis is poor)、後遺症(affter effects)や副作用(side effects)、病気の再発(disease recurrence)に苦しむ可能性が高くなります。
recognize /rékəgnὰɪz/ : 認識する
recognizeの原義は「再び知ること」で、語源はre(再び)とcognoscere(知る)に由来します。意味は「過去の情報からそれだと分かる」です。例えば結婚して妻と何十年も暮らしていれば、姿が見えなくても声を聞き分けられます(to recognize her voice)。また友人の顔をきちんと覚えていれば、服装が変わっても判別できます(to recognize one’s friend)。