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語源cult, colere (育てる)の英単語の意味まとめ

この記事では語源cult(育てる)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

agriculture /ˈægrɪk`ʌltʃɚ/ : 農業

agricultureの意味は「農業」で、語源はager(土地)とcultura(耕す)に由来します。同義語のfarmingと比べると、agricultureは形式的・学問的なニュアンスが強いです。農業(agriculture)とは、土地を利用して植物や動物を育てる産業のことです。

農業にもいくつかの種類があります。例えば畜産(stock raising)は、動物を繁殖・飼育して肉や乳製品などを生産する産業のことで、特に放し飼いで育てる方法は放牧(nomadism)、牛などの乳製品を生む動物に限定したものは酪農(dairy farming)と呼ばれます。

 

aquaculture /άːkwək`ʌltʃɚ/ : 水産養殖

aquacultureの意味は「水産養殖」で、語源はaqua(水)とcultura(耕す)に由来します。養殖(aquaculture)とは、魚介類などを商業目的で育てる産業のことです。養殖のメリットは成体では見つかりにくい魚も確保できることです。例えば日本は世界のウナギの7割を消費しており、その99%は養殖魚(farmed fish)です。

 

colony /kάləni/ : 植民地

colonyの意味は「植民地」で、語源はcolere(耕す)に由来します。植民地(colony)とは、遠方の国によって軍事的・政治的に支配された地域のことです。他国を植民地として支配することで(to colonize other countries)、国の経済的利益や資源を搾取することができるので、一昔前の欧米諸国は自国の繁栄のために積極的に植民地を増やしていました。このような考え方を植民地主義(colonialism)と言います。戦時中の日本もこの考え方に賛同しており、台湾、朝鮮、南樺太などはかつて日本の植民地(Japanese colony)となっていました。今は国ごとに主権があり植民地を作ることはできませんが、次は多国籍企業が発展途上国を経済的に搾取する新植民地主義(neocolonialism)が懸念されています。

 

cult /kˈʌlt/ : カルト

cultの意味は「カルト」で、語源はcolere(耕す)の過去分詞cultusに由来します。カルト(cult)とは、反社会的な活動を行う宗教団体のことです。洗脳や拉致監禁で信者の判断力を奪い、反社会的な行動に仕向けるとされています。日本ではオウム真理教が有名で、特に地下鉄サリン事件による無差別殺人は社会を震撼させました。

 

cultivate /kˈʌltəvèɪt/ : 耕す、鍛える

cultivateの意味は「耕す」で、語源はcultus(耕す)に由来し、同義語はtillとplowです。農耕(cultivation)とは、田畑を整えて野菜や穀物を育てる活動のことです。例えば家庭菜園を始めるなら、まずは庭を耕して(to cultivate a garden)、土を柔らかくする必要があります。初心者ならミニトマトを育ててみるのが良いでしょう(to cultivate a cherry tomato)。

cultivateの二つ目の意味は「能力などを鍛える」です。例えば人は新しい体験を通じて、精神を養います(to cultivate one’s mind)。集団スポーツなら友情を培うこともできるでしょう(to cultivate friendship)。

 

culture /kˈʌltʃɚ/ : 文化

cultureの意味は「文化」で、語源はcultus(耕す)に由来します。文化(culture)とは、社会で周囲の人たちから体得する考え方や生き方、マナーのことです。例えば日本で生まれたばかりの赤ん坊はまだ右も左もわかりませんが、成長して家族や友人と触れ合うことで、日本人なりの考え方や風習が身につきます。例えば時間厳守や空気を読む、和を尊ぶなどは典型的な日本の文化(Japanese culture)ですね。ただ日本の文化知らないと、他国の文化に触れたときにひどく動揺するかもしれません。この現象をカルチャーショック(culture shock)と呼びます。

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