読む語源学の魅力

2017年9月17日

前回は「読む英語辞典」の使い方を説明しました。

読む英語辞典とは?

今回はこの教材を使うことで得られるメリットを詳細に説明していきます。

知識量が増える

前回、知識量が多ければ多いほど、英文を読むのが楽になるとお話ししました。英文を読んでいるときに、知らない単語や表現に出くわしても、知識で埋め合わせることができるからです。

読む英語辞典では、政治、経済、科学など広範囲にわたる英単語を扱います。単語を説明する過程で、それらの知識もついでに身に付けることができます。通常の単語帳なら「monarchy=君主制」という味気ない説明だけで終わってしまいます。しかしこの教材なら、monarchyの語源、君主制の定義、そのほかの周辺知識なども説明します。手に入る知識量が圧倒的に多いのです。さらにそれらの知識が英語でも手に入るので、得られる知識量・情報量は通常の単語帳よりもはるかに多くなります。

得られた知識は受験英語、TOEIC、その他の英語の試験を受ける上でも大きな武器となります。

英文を多読できる

もっとも効率よく英語力を鍛える方法は、英文をたくさん読むことです。それ以外に楽な道はありません。だから英語学習者にはバケツいっぱいの水を一気飲みするがごとく、膨大な量の英文を読まなくてはならないのです。しかし日本の英語教材は英語の説明を日本語でしているものばかりで、英語の長文を読ませるような教材は少ないです。

唯一の例外は「速読英単語」ですね。あれは科学、文化、政治、経済など、知的好奇心をくすぐるような話題を英文で提供してくれます。「英語を学ぶ」ではなく、「英語で学ぶ」を体現した、実に素晴らしい英語教材です。あの教材をきっかけに英語が好きになった、英語ができるようになったという学生は多いはずです。第二、第三の速読英単語が登場しないのが残念でなりません。

だからこそ、これをビジネスチャンスと捉え、私がそれに代わる英語教材を作ることにしました。「読む英語辞典」は、英文を多読させるための英語教材です。知的好奇心の赴くままに、好きなだけ英文を読める環境を作ることが当サイトの目標です。

スマホで読める

最近スマホを持っている人の割合が急激に伸びています。若い学生さんならほとんどがスマホを所持しているはずです。英語教材もその時代に合わせて形態を変えるべきです。「読む英語辞典」はスマホで読める英語教材です。ブログ形式なので、ネット環境が整っていればいつでも読むことができます。

英語の単語帳は通勤・通学中しか開きませんが、スマホなら四六時中持ち歩いているでしょう。ちょっとしたスキマ時間でも軽く英語の勉強ができるわけですね。ほんの数分のわずかな時間も英語学習にあてられるので、学習効率も大きく高まります。

無料であること

当サイトの利用にお金は一切かかりません。収益はサイトの広告収入から得るつもりです。いくら読んでも、いくら使い潰しても一切お金がかからないのは、利用者にとっても大きな魅力です。お金がなくて英語学習に使うお金がないという学生さんなどには、是非とも利用してもらいたいですね。もっとも最近では無料で英語学習ができるサイト・アプリが乱立しているので、その魅力も薄れていますが。

語源を使っていること

このサイトでは単語を説明するときに、語源の説明もしています。語源を知ることで、その単語の理解がさらに深まるからです。例えばanemiaという単語は、a(否定)とhaima(血液)の語源に由来しています。仮にanemiaの意味をど忘れしても、「語尾がemiaだから血液に関する単語かな?」と考えることで、意味を思い出すことがあります。

またa(否定)の語源を知っていれば、anarchy, apathyなども同じ語源で、何か否定的な単語なのだなと類推することもできます。さらに言えば、英単語を意味のわからないアルファベットの羅列だと考えていた人にとって、英語をパズルのパーツのように考えることは楽しい作業であるはずです。語源を通じて英単語の新しい側面に気づいてくれたら、とても嬉しいです。

用例が身近であること

私たち人間は自分と関係のある知識は簡単に頭に入りますが、そうでない知識はすぐに忘れてしまいます。英語学習で使われる例文は、できるだけ私たちに身近なものであるべきです。例えば「彼が貧血で倒れた」という例文は私たちにあまり関係のない内容です。一方「鉄分が不足すると貧血になりやすい」という例文なら、私たちにもいくらか関係があります。「知らなかった。勉強になるなあ」と納得して、頭の隅っこに保存しておくでしょう。

これは英語に関しても全く同じことが言えます。単語帳でさらっと目を通しただけのtransplantと、外国で手術を受けたときに聞いたtransplantでは、本人にとって意味の強さが全く異なります。後者の例では命に関わるので、耳にしたtransplantは一生忘れないでしょう。当サイトで使われる例文も、できるだけ読者たちに関わりのある事柄を使うつもりです。

周辺知識が得られること

英単語を単体で覚えることは、賢いやり方とは言えません。特に専門用語はその周辺知識も身に付けることで、理解がさらに深まります。例えばcataract(白内障)という単語を覚えるときは、lens(水晶体), surgery(手術), vision(視力), ophthalmology(眼科)なども関連して覚えるべきです。cataractが登場する文章では、これらの単語も高確率で出てくるからです。cataractの意味だけ知っていても、周辺知識の英単語の意味も知っておかないと、cataract関連の英文は読めません。

もちろん、こうした単語も文章の中で覚えるのがもっとも効果的です。「読む英語辞典」ならcataractの説明をするときに、周辺知識となる英単語も絡めておきます。これでcataractと周辺知識を自然な形で頭にインプットすることができます。英語に限らず、言語能力を鍛えるためのもっとも優れた方法は「それを自然な形で使うこと」です。当サイトでは英語を自然な形で取り込めるように、シンプルでわかりやすい英文を書くことを心がけています。

Posted by むれ