語源multi (多い)の英単語の意味まとめ

multicellular : 多細胞の

multicellularは「多細胞から成る」という意味の形容詞で、語源はmulti(多い)とcellular(細胞の)に由来し、主に生物学で使われる単語です。多細胞生物(multicellular organism)とは複数の細胞で構成されている生物のことで、動物と植物は全て多細胞生物になります。一方一つの細胞だけで構成されている生物は単細胞生物(unicellular organism)と呼ばれ、大腸菌などの原核生物やゾウリムシなどの原生生物などが該当します。

multicultural /mʌ̀ltikʌ́ltʃɚəl/ : 多文化の

multiculturalは「多文化的であること」を意味し、語源はmulti(多い)とcultual(文化的)に由来します。文化とはその集団特有の生き方や価値観のことで、宗教や出身国・人種が異なれば、当然文化も異なります。多文化社会(multicultural society)とは、そうした複数の文化を受け入れる余地のある社会のことを指します。

multidisciplinary : 学際的

multidisciplinaryは「学際的であること」を意味し、語源はmulti(多い)とdisciplinary(学問の)に由来し、同義語にinterdisciplinaryをとります。学際(multidisciplinary)とは研究などが複数の分野にまたがる様子を表す言葉です。「国際」と似たような感じの言葉ですね。

multifarious /m`ʌltəfé(ə)riəs : 雑多な

multifariousは「雑多であること」を意味し、語源はmulti(多い)とfariam(副詞の接尾辞)に由来し、同義語にvariousをとります。例えば図書館には様々な本(multifarious books)が保管してあります。都会に出ると車のクラクションや電車の音など様々な騒音(multifarious noises)が私達の耳を襲います。粘土やガラスは色んな形をとることができます(to form multifarious shapes)。

multilateral /mʌ̀ltɪlǽtɚəl/ : 多国間の

multilateralは「複数の国が関係する」という意味で、語源はmulti(多い)とlatus(側面)に由来します。例えば第二次世界大戦中に日本はドイツ・イタリアと共に日独伊三国同盟という多国間同盟(multilateral alliance)を結びました。南京条約とは南極の平和利用を定めて多国間条約(multilateral treaty)のことで、領土主権の凍結や軍事利用の禁止を定めています。多国間貿易(multilateral trade)とは複数の国を通じて行われる貿易のことです。例えば資金力のある大手のメーカーは人件費の安い中国で製品を作り、それをいろんな国へと輸出します。

multilingual /ˌmʌltiˈlɪŋwel/ : 多言語を話す

multilingualは「複数の言語を用いた」という意味の形容詞で、語源はmulti(多い)とlingua(言語)に由来します。例えば人の場合だと3種類以上の言語を話す話者をマルチリンガル(multilingual)と呼びます。グーグルやウィキペディアなどは複数の言語でサービスを提供できるので、他言語サイト(multilingual site)とも呼ばれます。また複数の公用語を持つ国家は多言語国家(multilingual nation)と呼ばれます。

multimedia /mʌ̀ltimídiə/ : マルチメディア

multimediaとは「複数の情報媒体を使うこと」を意味し、語源はmulti(多い)とmedia(媒体)に由来します。例えばブログは文章を発信するために使われることが多いですが、一工夫すれば写真や音楽、動画などを貼り付けることができるので、立派なマルチメディアに分類されます。

multitude /mˈʌltət(j)ùːd/ : 多数

multitudeは「何かがたくさんあること」を意味し、語源はmulti(多い)とtudo(名詞化の接尾辞)に由来します。実際にはa multitude of の形で使われることが多く、a lot of と同じ感覚で使っても差し支えないです。例えば都心部へ出かけると大勢の人たちが見えます(to see a multitude of people)。スキャンダルが発覚すると記者は多数の質問を投げかけます(to ask a multitude of questions)。どの国にも解決しなくてはならない問題は山ほどあるものです(to have a multitude of problem to deal with)。

multiple /mˈʌltəpl/ : 多数の、倍数

multipleは「複数である状態」を意味する形容詞で、語源はmulti(複数)とplus(折りたたむ)に由来します。例えば多重人格(multiple personality)とは一人の人間に複数の人格が内在する状態のことで、過度のストレスが原因で切り離された感情が別の人格となって表れます。殺人事件で死体に多数の刺し傷(multiple stab wounds)が見られる場合、動機は私怨によるものではないかと推測できます。高速道路でスリップなどで車が急停止すると後続の車が次々ぶつかって多重衝突事故(multiple collision)を引き起こしてしまいます。また日本の大学のセンター試験やTOEICでは多項選択式の問題(multiple choice questions)で出題されます。

また名詞のmultipleには「倍数」の意味があります。倍数とはある数を整数倍した数のことで、例えば5の倍数(multiple of 5)は5、10、15、25と続いていきます。multipleの語源の「何度も折りたたむ」に合致した内容ですね。ちなみに公倍数は英語でcommon multipleと表現し、例えば2と5の最小公倍数(least common multiple)は10となります。

multiply /mˈʌltəplὰɪ/ : 掛け算する

multiplyは「掛け算する」という意味で、語源はmulti(多い)とplex(折りたたむ)に由来します。小学校で習う四則演算の掛け算でよく使われます。例えば4に5を掛けると(to multiply 4 by 5)、答えは20になります(to get 20)。

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