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語源prop, priv (所有)の英単語の意味まとめ

この記事では語源prop(所有)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

appropriate /əprˈəʊprièɪt/ : 適切な

appropriateの意味は「適切な」で、語源はad(方向)とpropriare(所持する)に由来し、同義語はsuitable, proper, adequateです。appropriateは特定の目的に適していることを表すときに使われます。確かに用途や条件に応じて、服装や行動を変えることは大事ですね。

例えば就職活動をするときには、面接に適した服を着ないといけません(We have to wear clothes appropriate for a job interview)。場違いな格好をしていると、その時点で不採用となってしまいます。

 

expropriate /ekspróʊprièɪt/ : 収用する

expropriateの意味は「収用する」で、語源はex(外)とpropriare(所有する)に由来します。政府によって個人の所有物の「所有権が外される」からexpropriateと覚えます。

expropriateは政府が個人の資産を取り上げて国有化するときに使われます。社会主義国家でよく使われそうですが、資本主義国家でも度々使われます。

例えば道路の建設のためにその住民の土地を政府が収用することがあります(The government expropriates their real estate to build the road)。もちろんそれ相応の金銭的な補償もされます。

 

private /prάɪvət/ : 私的な

privateの意味は「私的な」で、語源はprivatus(自分に属している)に由来し、同義語はpersonalです。privateは一個人や特定の団体が所有しており、国や公共は関係ないことを示す単語です。

例えば大富豪や成功したスポーツ選手は自家用ジェット(private jet)を所有しており、スケジュールや人混みに煩うことなく空の旅を楽しむことができます。

マスコミは大衆の期待に応えて芸能人の私生活(a celebrity’s private life)を報道することがありますが、当人にとっては迷惑以外の何物でもないでしょう。

またprivateには公共と反対の意味で「民間」の意味もあります。例えば公教育が崩壊している現在、お金に余裕のある親は子供を私立学校(private school)に通わせます。

 

privilege /prív(ə)lɪdʒ/ : 特権

privilegeの意味は「特権」で、語源はprivus(個人)とlex(法)に由来し、同義語はspecial rightです。原義は「一個人に適用される法律」です。privilegeはごく一部の個人または団体にのみ与えられた権利を指します。

例えば裕福な家庭の子供は良い教育を受けられる特権を持っているので(Children in wealthy families have privilege of receiving good education)、貧乏な家庭の子供との学力格差は広がるばかりです。

 

proper /prάpɚ/ : 適切な

properの意味は「適切な」で、語源はproprius(固有の)に由来し、同義語はright, correct, suitableです。意味はappropriateと似ており、特定の状況に適している状態を表します。

例えば片付けのできる人は常にものを所定の場所にしまっておくものです(Neat people keep their things in proper places)。そうすればいざ必要なときに、探す手間が省けます。

 

property /prάpɚṭi/ : 資産、不動産

propertyの意味は「財産」で、語源はproprius(固有の)に由来し、同義語はassetです。propertyは個人が所有するものをさします。

例えば資本主義社会では個人が土地や建物などの私有財産を持つことを認められています(In capitalism, people can own their private property such as lands and buildings)。そして商才のある人はその財産を活用してさらに大きな富を得ようとします。

また遺失物(lost property)を拾ったのならきちんと交番に届けましょう。ネコババはするべきではありません。

propertyの二つ目の意味は「不動産」で、同義語はreal estateです。不動産とは土地とそこに定着している建物を指す言葉です。生活や経済活動の拠点にもなる不動産は国内でも重要な要素となっています。

例えば国は不動産の所有者から固定資産税(property tax)を徴収しています。この税は不動産に課されているので、簡単に控除することができません。

また近年不動産の価格は下落し続けているので(Property prices has been decreasing)、不動産ローン(property loan)を組んでいる人が資金繰りに困って家を売ったとしても、ローンが残ってしまうケースがあります。

 

proprietor /prəprάɪəṭɚ/ : ビジネスの所有者

proprietorの意味は「個人事業主」で、語源はproprietus(所有者)に由来します。proprietorは個人でビジネスを所有している人を指す言葉で、日本語では個人事業主と訳されます。

例えばコンビニのオーナーは日々の業務に加え、従業員のスケジュール管理などをしなくてはいけないので、かなり多忙です(A proprietor of convenience store is busy with managing staff schedule, in addition to dairy work)。

 

proprietary /prəprάɪətèri/ : 商標権のある

proprietaryの意味は「商標権のある」で、語源はproprietus(所有者)に由来します。proprietaryは有名な商品名を特定の会社が独占的に使える状態を指します。

例えばCMでおなじみのバファリンは鎮痛剤の商品名として有名ですね(Bufferin is a famous proprietary brand of painkiller)。同じ作用を持つバッサミンはジェネリック医薬品なので、安価で購入できます。Microsoftのofficeソフトは著作権のあるソフトウェア(proprietary software)なので、違法にコピーしたりすると法律で罰せられてしまいます。

 

propriety /prəprάɪəṭi/ : 作法

proprietyの意味は「作法」で、語源はproperty(所有者)に由来し、同義語はmanner, etiquetteです。proprietyは社会的・道徳的に正しい振る舞いを指す言葉です。

例えば私たちは葬式の席では行儀よく振舞う必要があります(We have to conduct ourselves with propriety)。カジュアルな格好で来たら、荘厳な雰囲気が台無しになってしまいます。

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