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語源grad, gress (歩み)の英単語の意味まとめ

この記事では語源grad(歩み)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

aggressive /əgrésɪv/ : 攻撃的な

aggressiveは「攻撃的」を意味し、語源はad(方向)とgradus(歩み)に由来します。例えば喧嘩っ早い人(aggresive person)は他人のちょっとした発言でも怒りを感じ、強気な態度をとります(to take aggressive attitude)。また保険や浄水器、健康器具などは放っておいても売れるものではないので、押し売販売(aggresive selling)で強引に顧客を口説きます。また他国を侵略するための戦争は侵略戦争(aggressive war)と呼ばれ、防衛戦争(defensive war)と対比されます。

 

congress /kάŋgrəs/ : 会議、国会

congressは「会議」を意味し、語源はcom(一緒)とgradus(歩み)に由来します。Congressと大文字で始まる場合は「アメリカの国会」を意味します。ちなみにイギリスの国会はParliament、日本の国会はNational Dietと表記します。国会とは法律を作るための機関のことで、アメリカの場合は上院議員と下院議員から成り立っています。

 

degrade /dɪgréɪd/ : 品を落とす

degradeは「ランクを下げる」という意味で、語源はde(下)とgradus(歩み)に由来します。例えば嘘をついたり、他人の悪口を言ったりすると自分の評判を落とすことになります(to degrade oneself)。またdegradeは化学用語で「分解する」という意味もあります。ただ同じ意味ならresolveやdecomposeの方が使われます。

 

degree /dɪgríː/ : 程度

degreeの原義は「度合い」で、語源はde(下)とgradus(歩み)に由来します。温度や角度の単位、学位を意味します。例えば温度計の20℃は英語で20 degree Celsiusと、分度器の60°は60 degreeと読みます。またdegreeには「学位」の意味もあり、例えば大学を卒業したら学士の学位(bachelor degree)が得られ、大学院を卒業したら修士の学位(master degree)が得られます。

 

ingredient /ɪngríːdiənt/ : 材料

ingredientの原義は「中に入れるもの」で、語源はin(中)とgradus(歩み)に由来します。意味は「材料」で主に料理を作るときに使われる単語です。例えばハンバーグの材料(ingredients of hamburger)はひき肉(minced meat)、玉ねぎ、パン粉、卵、塩こしょう(salt and pepper)です。作り方はシンプルで、炒めた玉ねぎを含む材料全てをボールに入れて(mix all ingredients in a bowl)、捏ね合わせて(to knead)、円板状の形を作り、フライパンで焼くだけです。

 

grade /gréɪd/ : 等級、学年

gradeとは「商品やサービスの指標」のことで、語源はgradus(歩み)に由来します。例えば一流のビジネスマンなら高級ホテル(high-grade hotel)で宿泊して、最高級のワイン(best grade of wine)を飲んで、優雅なひと時を過ごすでしょう。またgradeには「学年」の意味もあります。アメリカでは小学生から高校生までを12の学年に分けています。小学校に1st gradeで入学して、高校を12th gradeで卒業するわけです。

 

gradient /gréɪdiənt/ : 傾斜

gradientは「道の傾き」を意味し、語源はgrade(歩み)に由来します。ただ同義語のslopeの方が使われやすいです。自電車に乗っていると急な坂道(steep gradient)を登るのには苦労しますが、ギアがあれば軽くして楽に坂を登ることができます(to go up a slope)。また建物が傾いているのか調べたいなら勾配測定器(gradient measuring device)を使いましょう。

 

gradually /grˈædʒuəli/ : 徐々に

graduallyは「長い時間をかけて少しずつ」という意味の副詞で、suddenlyの対義語です。例えば人の体は怪我をすると細胞が分裂して徐々に傷を治します(to heal a wound gradually)。子供の体は少しずつ時間をかけて成長していくものです(to grow gradually)。またビジネスというものは利益が出るまでに時間がかかるものです。例えばブログのPVも徐々に上昇していきます(to increase gradually)。結果が実るまで辛抱強く内容を書き続けられるか、これこそがブログビジネス成功の秘訣です。

 

graduate /grˈædʒuèɪt/ : 卒業する、卒業生

graduateは「高校・大学を卒業する」という意味で、語源はgrade(学位)に由来します。まずは卒業生(a graduate)になるまでの手順を軽く説明します。大学に行きたい高校生はまず大学で入学試験を受けて(to take an entrance examination)、合格したなら大学に入学できます(to enroll in university)。入学した後は講義を受講して単位を取り(to earn credits)、卒論を書いて、大学を卒業します(to graduate from unversity)。その後も学問の道を歩みたいのなら、大学院(graduate school)に通うことになります。

 

gradation /greɪdéɪʃən/ : グラデーション

gradationとは「色を徐々に変化させる表現方法」のことで、語源はgrade(歩み)に由来します。階段を登るかのように少しずつ色が変わっていくことに由来するのでしょう。身近に見られるグラデーションの例としては虹(rainbow)が挙げられます。虹は7色に見えますが、物理的には色が連続して並んでいるので無限の色があるとも言えます。

 

progress /prάgrəs/ : 進歩

progressは「進むこと」を意味し、語源はpro(前)とgradus(歩み)に由来します。仕事やイベント、病気や成績などがどれくらい進んでいるのかを表現するときに使われます。例えば私たちの多くは会社で働いて仕事を進めます(to make progress in our work)。要領の悪い人はゆっくりと進めます(to make slow progress)。問題がなければ順調に進められますが(to make good progress)、思わぬミスが生じると仕事が進まなくなります(to hinder progress)。そうならないように上司は常に部下の仕事の進捗を把握します(to monitor the progress)。

 

regress /rɪgrés/ : 逆行する

regressの意味は「後ろに下がること」で、語源はre(後ろ)とgradus(歩み)に由来します。同義語はgo backとrecedeです。

 

upgrade : アップグレードする

upgradeは「ソフトウェアの新しいバージョンを手に入れること」で、語源はup(上)とgrade(等級)に由来します。例えばウィンドウズXPのサポートが受けられなくなることで、多くの会社のパソコンがOSをXPからwindows7にアップグレードしました(to upgrade windows XP to windows 7)。

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