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語源grav (重い)の英単語の意味まとめ

この記事では語源grav(重い)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

aggravate /ˈægrəvèɪt/ : 悪化する

aggravateの原義は「重くする」で、語源はad(方向)とgravis(重い)に由来します。悪い状況、怪我や病気などをさらに悪くするという意味で使われます。例えば傷は消毒しないとさらに悪化します(to aggravate the wound)。不況の状態で国が経済政策を怠ると、経済をさらに悪化させます(to aggravate the economy)。

 

grave /gréɪv/ : 重大な

graveは「深刻な状態」を意味し、語源はgravis(重い)に由来します。同義語はseriousです。同じ綴りの単語にgrave(墓)がありますが、語源も異なる別の単語です。深刻な状況、危機的な状態を指すときに使われます。

例えば患者が危篤状態にあるときには(in grave danger)、緊急の治療が必要になります。災害などが発生すると、人は真面目な顔つきになります(to put on a grave face)。パソコンの処理が遅いからといって、いきなりコンセントを抜くと、深刻なエラーを引き起こすことがあります(to cause a grave error)。

 

gravitate /grˈævətèɪt/ : 引力に引かれる

gravitateは「引きつけられる」という意味で、語源はgravis(重い)に由来します。重力に従うかのように無意識のうちに何かに近づいていくときに使われます。例えば、多くの男性は美女に引きつけられます(to gravitate to a beautiful woman)。空腹になるとレストランの方に引きつけられるでしょう(to gravitate toward restaurants)。また異なる極同士の磁石(magnet)は互いに引き寄せあいます(to gravitate toward each other)。

 

gravity /grˈævəṭi/ : 重力

gravityは「重力」を意味し、語源はgravis(重い)に由来します。重力(gravity)とは地球上で物体が地面に引きつけられる力のことで、物理学の世界では頭文字をとってgと表記されます。

また科学で使われる比重(specific gravity)は4℃の水を基準とした密度の比のことで、1より大きいと水に沈み、1より小さいと水に浮きます。例えば鉄の比重は7.85なので、水に沈みます。また数学などで使われる重心(center of gravity)は物体全体を支えられる点を指します。

重力は地球の引力と遠心力が生み出したものなので、宇宙船に乗って地球の軌道から外れると無重力状態(zero-gravity)になり、重力空間では発生しない物理現象を引き起こすことができます。国が莫大な予算を出して宇宙船を発射する理由の一つは、無重力空間での特殊な現象を研究することなのです。

 

grief /gríːf/ : 深い悲しみ

griefは「深い悲しみ」を意味し、語源はgravis(重い)に由来します。動詞形はgreiveです。主に親しい人間が亡くなったときに使われ、sadnessやsorrowよりも意味が強いです。悲劇では親しい恋人が亡くなって、主人公が悲観に暮れる描写が描かれます(to be stricken by grief)。

 

grievous /gríːvəs/ : 重大な

grievousは「深刻な状態」を意味し、語源はgriefに由来します。主に怪我や状況が深刻な場合に使われますが、grievousはフォーマルなので、同じ意味ならsevereの方が使われます。例えば尿道結石になると激痛に苦しむことになります(to suffer grievous pain)。信号を無視して車に衝突すると、多分大怪我します(to receive a grievous injury)。

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