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語源poly (多い)の英単語の意味まとめ

この記事では語源poly(多い)に関連する英単語を紹介します。

目次から読みたい箇所をピックアップして読んでください。

polycarbonate : ポリカーボネート

polycarbonateの意味は「ポリカーボネート」で、語源はpoly(たくさん)とcarbonate(炭酸塩)に由来します。

ポリカーボネートはプラスチックの一種です。透明性と耐衝撃性に優れているので、航空機や自動車の風防ガラスに使われます。

 

polyethylene /pὰliéθəlìːn/ : ポリエチレン

polyethyleneの意味は「ポリエチレン」で、語源はpoly(たくさん)とetylene(エチレン)に由来します。

ポリエチレンは複数のエチレンが重合した化合物です。製造コストがとても低く、加工もしやすいので、ラップ・バケツ・ゴミ箱などの身近なプラスチック製品によく使われています。防水性・絶縁性・耐油性・耐薬品性も高いので、危険な物質も安全に入れることができる容器としても活用されています。ただし熱には弱いので、暖房器具の近くには置かないようにしましょう。

 

polygamy /pəlígəmi/ : 重婚

polygamyの意味は「重婚」で、語源はpoly(たくさん)とgamos(結婚)に由来します。

重婚とは、すでに結婚している人が別の人と結婚することです。配偶者に不満があれば、他の人とも結婚したくなるかもしれません。ただし日本の法律では重婚は禁止されており、一夫一婦制が推奨されています。一方イスラム圏の国では一夫多妻制が認められていますが、妻たちを養えるだけの十分な収入を条件に課しています。

 

polyglot /pάliglὰt/ : 多言語対応の

polyglotの意味は「多言語対応の」で、語源はpoly(たくさん)とglotta(言語)に由来し、同義語はmultilingualです。

polyglotは複数の言語を用いている状態を表します。例えば都心部では様々な国から人が来るので、多言語対応の案内板が設置されています。また多言語に通じた旅行者ならいろんな国を渡り歩くことができます。複数の公用語が必要な国は多言語国家と呼ばれています。

 

polygraph /pάligr`æf/ : ポリグラフ、嘘発見器

polygraphの意味は「ポリグラフ」で、語源はpoly(たくさん)とgraphein(書く)に由来します。

ポリグラフは対象者の血圧・呼吸・脈拍などを同時に計測する機器です。医療現場で使われますが、その場合はモニタと呼ばれます。ポリグラフには心電図、心拍数、血圧、呼吸曲線などが表示され、患者の状態が一目でわかるようになっています。またポリグラフは嘘発見器として取り調べの道具に使われることもあります。嘘をついた時の生理的な反応を調べるわけですね。ただ供述の真偽と体の反応の因果関係を証明することはできないので、ポリグラフで得た結果は裁判の証拠に使うことはできません。

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polygon /pάligὰn/ : 多角形

polygonの意味は「多角形」で、語源はpoly(たくさん)とgonia(角度)に由来します。

polygonは3つ以上の角と辺をを持つ図形のことです。三角形、四角形、五角形などは典型的な多面体ですね。また多面体の内角の和は(n-2)*180°で求めることができ、多面体の外角の和は180°と決まっています。多角形の合同条件・相似条件も中学校の数学の授業で習うはずです。

 

polyhedron /pὰlihíːdrən/ : 多面体

polyhedronの意味は「多面体」で、語源はpoly(たくさん)とhedra(面)に由来します。複数形はpolyhedraで、形容詞形はpolyhedralです。

多面体とは、4つ以上の平面に囲まれた立体のことです。角柱や角錐などがその典型ですね。正多面体は全ての面が同じ多面体で囲まれている立体です。例えば正四面体は4枚の合同な正三角形で、正六面体もとい立方体は6枚の合同な正方形で構成されています。また正多面体には正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体の5種類しか存在しません。

 

polymer /pάləmɚ/ : ポリマー、重合体

polymerの意味は「ポリマー」で、語源はpoly(たくさん)とperos(部分)に由来します。

ポリマーとは、同じ分子が結合することで発生する化合物のことです。ポリマーの元となる一つ一つの分子はモノマーと呼ばれ、どのモノマーが重合するかによって出来上がるポリマーも変化します。例えばエチレンという分子が重合することでポリエチレンができます。語源の通り「たくさんのエチレン」と考えるとわかりやすいですね。

 

Polynesia /pὰləníːʒə/ : ポリネシア

Polynesiaの意味は「ポリネシア」で、語源はpoly(たくさん)とnesos(島)に由来します。同じく語尾にnesiaのつくIndonesia, Micronesiaも島の名前でしたね。

ポリネシアは、南太平洋にある小さな島々のことです。ハワイ諸島、イースター島、ニュージーランドを結んだ三角形のエリアがポリネシアです。その西側にはミクロネシアとメラネシアが存在します。

 

polyp /pάlɪp/ : ポリープ

polypの意味は「ポリープ」で、語源はpoly(たくさん)とpous(足)に由来します。

ポリープとは、細胞の増殖により体内の粘膜上にできた突起物のことです。体内のイボのようなもので、それが大きくなれば良性腫瘍、さらに悪化すれば悪性腫瘍もといガンになります。ポリープは管状の器官に生じることが多く、小さなものは放置しても問題ありません。ただ大腸ポリープはガンになる可能性があるので、医者に診てもらう必要があります。

また動物学の世界では、ポリプは刺胞動物の体の構造を指します。自分の体を岩場にくっつけてほとんど動かずに生活します。イソギンチャク・サンゴ・ヒドラなどはポリプの姿で生活をしています。

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polysyllable /pάlisìləbl/ : 多音節語

polysyllableの意味は「多音節語」で、語源はpoly(たくさん)とsyllable(音節)に由来します。

音節とは連続する言語の音を区切るための単位のことで、polysyllableは三音節以上の単語を指します。例えばpolysyllableという単語の場合は、pol/y/syl/la/bleと五音節に分けられるので、多音節語に分類されます。多音節語は発音がしにくいので、会話表現ではあまり使いません。

 

polytechnic /pὰlitéknɪk/ : ポリテクニック

polytechnicの意味は「ポリテクニック」で、語源はpoly(たくさん)とtekhne(技術)に由来します。

ポリテクニックとは、学問よりも職業教育を行うための教育機関のことです。

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polytheism /pάliθiːìzm/ : 多神教

polytheismの意味は「多神教」で、語源はpoly(たくさん)とtheos(神)に由来します。

多神教とは、複数の神を信仰する宗教のことです。日本の神道、中国の道教、インドのヒンドゥー教も多神教です。

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polystyrene /pɑ̀lìstáɪrìn/ : ポリスチレン

polystyreneの意味は「ポリスチレン」で、語源はpoly(たくさん)とstyrene(スチレン)に由来します。

ポリスチレンはスチレンを重合した化合物で、スチロール樹脂とも呼ばれています。加工がしやすくコストも低いので、食料品の容器やCDケースなどに広く使われています。さらにポリエチレンの内部に気泡を入れることで発泡スチロールに加工できます。発泡スチロールは身近で見ることができる緩衝材で、その98%は空気です。

 

polyurethane /pɑ̀lìʊ́rəθèɪn/ : ポリウレタン

polyurethaneの意味は「ポリウレタン」で、語源はpoly(たくさん)とurethane(ウレタン)に由来します。

ポリウレタンはウレタンを重合した化合物で、ウレタン樹脂とも呼ばれます。ポリウレタンは合成素材の衣服・革製品などに使われます。ただポリウレタンの生地は空気や紫外線により数年で劣化してしまいます。ポリウレタン製の服の寿命は2、3年くらいです。

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